よく霧と混同されるが、霧はあくまで天候であり範囲が広く、また雲と同じく長くその場に残るという特徴がある。湯気は温度が下がっていくと徐々に消えていくため、その儚さもまた人を惹きつけてやまないのである。
芸術作品における湯気
4840
湯気ありでの姿と、湯気を完全に取り去ってしまった場合の比較例。
湯気は様々なメディアに使われるが、特に女性の美しさと対比させる事が多い。艶めかしい肌と白い湯気のコントラストが見るものを惹きつけ、多くの湯気愛好家を生んできた。特に近年では深夜放送される芸術性の高い番組で広く用いられており、変幻時代の湯気と戯れる女性の姿が印象的に描かれている。また、湯気により視界を遮られてしまうことで物語を大きく動かす契機とする事もある。手を伸ばした先に予想外の出来事が、という動きのある展開は視聴者からも好評である。
ただ湯気による「白」の描写が猥褻物の隠蔽を思わせるとして抗議の声もあり、後日販売するDVD/BD等では湯気の量を減らして不名誉な扱いを受けないようにするのが一般的となっている。中には湯気の量を比較できるように両方のバージョンを収録してくれる良心的な販売会社もあるが、殆どの場合湯気がフルで見られるのは本放送のみとなっている。
脚注^ ウィキペディアでは何故か「水蒸気」へのリダイレクトになっているが、記事内では別物と書かれている。リダイレクトの使い方としては疑問が残る。
^ 特に温泉の場合は「湯煙」と呼称される。ミステリードラマでは「真実を覆い隠すもの」として湯煙が効果的に使われることがあり、タイトルに「湯煙(或いは「湯けむり」)」と入っている作品は数多い。
関連項目
温泉
水
謎の光
更新日時:2018年2月25日(日)07:06
取得日時:2021/01/19 22:14