化合物でも汗を流している姿が美しいものがある。その名も汗散るサリチル酸
である。もともとの姿はサリチル酸だが、自然界でもそれほど珍しいものではなく、そのまま飲むと腹膜炎を起こしたりと、決して素晴らしい化合物とはいえない。しかし汗を流しているサリチル酸は、通称アスピリンと呼ばれて医療に大きく貢献しており、人間から喜ばれる存在である。汗散るサリチル酸はサリチル酸に汗をかかせて作られる。サリチル酸に、やずやの黒酢のカプセル(化学的には
403c
無水酢酸と言われる)を飲ませると、新陳代謝が活発になって汗をかき、晴れて汗散るサリチル酸になるのである。 イタリアのギャングなどは、汗を舐めて味をみると嘘をついているかわかる。そのためには10年を超える修練を積まなくてはならない。
味
関連項目
血
涙
アセクサイ
更新日時:2020年12月6日(日)17:26
取得日時:2021/02/28 16:07