文字(もじ)とは、人類が時代とともに徐々に絵が下手糞になっていくことを示す生きた化石である。目次
1 太古から古代
2 近代
3 未来
4 関連項目
太古から古代 ラスコーの壁画。まだ人類に絵心があった頃 古代エジプト文字。多少は絵心があった頃
今を遡ること1万年以上前、人類は人に伝えたいことは絵で表していた。ラスコーの洞窟壁画はその証拠であり、牛などが巧みに描かれている。
しかし文明が出来ると、人々は徐々に手先の器用さを失い、絵を描けなくなってくる。そこで絵を出来るだけ簡略化した「文字」というものを発明する。それでも古代エジプト人はまだ多少の絵心があったので、文字といっても鳥やヘビを象った形をしていた。
東洋でも、甲骨文字なるものが現れ、絵が下手糞でも意思疎通ができるようになった。それに伴い、東洋人の画力はどんどん落ちていく。次に金文、そして篆書が発明され、どんどん絵とはかけ離れていく。楷書になると絵の面影はほとんど残っていないが、一応は絵を簡略化したものと説明されている。実際は、「魚」は上の部分が頭で下の部分がひれを表すなど、ほとんどこじつけのようなものである。 近代になると漢字を発明した中国人はさらに簡略化された簡体字を作る。しかしさすがにもう「?」がウマの姿を現しているとは言えまい。
近代
しかし絵ならば万国共通で理解できるが、文字はそれぞれの民族の絵心の低下のほどに応じて絵を粗雑にしてきた結果であるため、他所の民族がそれを見ても何がなんだか分からない。ゆえに昨今では皆が苦労して、複数の「退化した絵」を学んでいる。今でも絵に自信のある者は、他所の民族とも絵を通して意思疎通を図ろうとする。しかし多くの場合「絵では分からないので(絵を退化させて作られた)文字で書いてください」と言われるのは何とも理不尽なことである。
未来[
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今後は人間はさらに退化すると予想されるので、文字もさらに絵からは程遠いものになっていくだろう。たとえばコンピュータが出来てからは、縦の棒線と丸の2種類だけからなる文字体系が広く使われている。この文字体系も今後ますます普及すると見られる。
いっぽうで誰でも簡単にコンピュータグラフィックスを扱えるようになれば、不器用な現代人も再び絵による意思疎通を図るようになるかもしれない。とは言っても、すぐサボることを考える現代人がかんたん作画を発明したように、仮に絵が復権したとしてもすぐに元に戻る可能性も?
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?いにある。
関連項目
言葉
言語
言葉のパズルもじぴったんシリーズ
達筆
速記
更新日時:2016年11月5日(土)21:52
取得日時:2021/04/04 08:01