- 1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/08/21(火) 18:42:23 ID:IlThlvYe]
- こちらは戦隊シリーズの総合カップルスレです。
現在放映中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、前年度放映の『轟轟戦隊ボウケンジャー』等々、 戦隊作品のカップルについて マターリと語って行きましょう。 煽り・荒らしはスルー推奨。他カプ批判もNG。みんなを幸せにする修行をしましょう。 【ネタバレについて】 特撮板本スレに準じ、放映日当日・映画公開終了までのネタバレは控えてください。 もしスレ住人からの要望により、映画等のネタバレを投下する場合、 投下前にネタバレであることを明記し、NGワード用タイトルをつけること。 バレを見たくない人はあぼん推奨。 前スレ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 5 sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176541347/ 過去スレ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 4(dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161010229/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 3(dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114938210/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ (dat落ち) ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1105953664/ 【S.P.D】デカレンジャー総合カップルスレ【S.E.X】(dat落ち) ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1080011602/ 2chエロパロ板SS保管庫 ttp://sslibrary.arings2.com/ 戦隊シリーズ総合カップルスレ保管庫 戦隊シリーズ総合保管庫 ttp://sentaieroparo.blog100.fc2.com/ 地球署の図書館 ttp://tfb.fc2web.com/index.html 保管庫の避難所 PC版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/index.htm 携帯版 ttp://spdlib2.h.fc2.com/i/index.htm
- 5 名前:25話 -幕間- その1(獣拳ロン×メレ) mailto:sage [2007/08/21(火) 22:31:36 ID:qea5nmao]
- それにしても一体この男は何者なんだろう。
気配を感じさせることなくこちらに近づくことが出来る上に うさんくさげな、それでいて思わず耳を貸さずにはいられない 「耳寄りな話」を持ってくるこの男。 必要以上に体を寄せ、大げさな身振り手振りで顔を近づけて 話しかけてくるこの男はどうも苦手だ。 「と、とにかく!あのカクシターズブルーの兄を始末すれば 汚名返上出来るってわけよね? やるなら早いに越したことはないし、今すぐ行くわ」 立ち上がり、足を踏み出した所でロンの顔がずい、と迫る。 「な、なによ、まだ話があるっていうの?」 「お待ちください。そんな泣き顔のまま出かけては…」 眦に柔らかなものが触れたかとおもうと涙をゆっくりと丁寧に舐めとられていく。 「ちょっ…!!…ひゃっ」 不意の、そして慣れない感触に思わず声が漏れてしまう。 「初心な反応が可愛らしいですね」 「な!!」 「…こんな魅力的な、しかも自分に思いを寄せているとわかっている女性が 側に居るというのに理央様はどうしてメレ様を抱かないのでしょう?」 「!!!!!」 あまりの発言に言葉も出ない。 口をぱくぱくとさせていると睫毛と睫毛が触れそうな距離まで顔を寄せたロンが呟いた。 「リンリンシーだから抱けるはずが無い?」 唐突に突きつけられた事実に目を伏せ唇を噛みしめる。 わかっていることとはいえ、いざ他人から指摘されるとなると腹立たしい。 だいたいなんでそんなことまでこの男に言われなければならないのか。 「そ、そうよ、屍体を抱ける訳なんて無いじゃない! 万が一そういう雰囲気になったとしても体が反応しないんじゃ どうしようもないでしょう?!」 声を荒げ、キッと目の前を見据えるとそこにあったはずのロンの顔が消えている。 それに気がついた瞬間、耳からゾワリとする感触が背中に抜けた。
- 6 名前:25話 -幕間- その2(獣拳ロン×メレ) mailto:sage [2007/08/21(火) 22:32:49 ID:qea5nmao]
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耳朶を軽く食みながらロンが問いかけてくる。 「…本当に体は反応しないんですか…?」 くすぐったいような、ぞくぞくとした感触が耳元を支配する。 リンリンシーとなってからは感じたことの無かったこの感覚。 戯れに自ら慰めようとしたことはあったが、 その時にはなにも感じなかったのに何故この男によって呼び覚まされるのか? 流されそうになりつつもなんとか踏みとどまると ぴったりと体を寄せているロンを思い切り押しのけ石段を駆け下りた。 「は、反応なんてしないわよ! …もう行くんだから!追いかけて来ないでよ!!」 少し距離を置き、改めて真正面から見据え睨みつけるが 手荒に押しのけられたことを意に介していないかのように ロンはとらえどころの無い微笑みを浮かべている。 「がんばってくださいね。…いろいろと」 理央様の為になるという話を持ってくるとはいえ、 肝心な所はぼかしているこの男。 何を目論んでいるのか今の所見当もつかない。 とはいえ、この男の「耳寄りな話」が何かしらのきっかけを与えてくれていることも事実。 話を聞かない訳にも行かないのが癪に障る。 そしてこうやってやり取りをしていても とらえどころの無い様はまるで雲を掴むかのようだ。 …この男はやっぱり苦手だ。 メレはカツカツと石段を下りきると後ろを振り返ること無く臨獣殿を後にした。 <おわり>
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