- 1 名前:BeeFreak [04/10/26 01:29:23 ID:K4X2E2bn]
- 容量宣言を受けたので新スレです。
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- 198 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/11/15 23:00:20 ID:XcwvLl9j]
- 「モシモシ」
期待をこめて彼は呼んだ。 「モシモシ」 声が出てきた。まぎれもない女の声だった。 やっと繋がったと思ったとたんに心臓が高圧ポンプのように動き出して、額に汗までにじんだ。 何を言っていいか、不器用な戸沢敬二はしばらく沈黙した。 「モシモシ、聞こえてるの?」 女の声がした。 「あ、聞いている」 辛うじて言った戸沢敬二の声はしゃがれ、口が渇いた。 「おかしな人ね。なぜ、黙ってるの」 「いや、なに、びっくりしたもんだから」 「ギャハハハ」 女は突然笑い出した。その甲高い笑い声が、受話器に押し当てた彼の耳の鼓膜を直撃した。戸沢敬二は顔をしかめて、受話器から耳を離した。 「あなた、いま、テレクラなんでしょ」 離した受話器から、女の声が細く流れ出した。彼はあわてて再び耳に受話器を押しつけた。 「そう、そう」 辛うじて彼は言った。 「だったら、電話があるのはアタリマエでしょ。それなのに、何にびっくりしたの?」 テレクラでは大勢の男がめいめい小部屋のなかで、女からかかってくる電話を、電話器とにらめっこしながら待っている。リンとベルが鳴って、いちばん最初にさっと電話を取りあげた男が勝ちで、〇・一秒でも遅れると、ツーという通話中の通信音だけしか聞こえてこない。 テレクラのこのシステムを話そうかと思ったが、戸沢敬二は面倒くさいのでやめた。 「いや、なに」
- 199 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/11/15 23:01:38 ID:XcwvLl9j]
- 彼は口ごもりながら言った。
「きみの声があんまりキレイなもんだから」 つい口から出たとしても、これは上出来の言葉だった。 「ギャハハハ」 女の高笑いがまたもや彼の鼓膜をはげしく襲った。痛い。 ちくしょう! このアマめ。耳を撃つ甲高い響きに彼は突如として、怒りを覚えた。 「こんな女、強姦してしまうぞ」 戸沢敬二は小声でつぶやいた。 「いま、あなた、何か言った?」 女の声が問いかけてきた。 「ああ、言ったよ」 「よく聞こえなかったわ。何と言ったの」 「ひとりごとだよ」 「あなたって、おかしなひとねえ。電話でひとりごとを言うなんて。ワタシ、はじめてよ。ねえ何と言ったの」 「気にするな」 「イジワル。何を考えていたの。何か思うことがあるからひとりごとって出るんでしょ。聞かせて」 「聞きたいか」 「聞かせて」 「なら、言ってやる。おまえと、やりたいと言ったのさ」 戸沢敬二は声を吹き込んだ。 「もういちど、言って」 戸沢敬二の握った受話器から女の声がした。 「おれのひとりごとだ」 「だから、それをもういちど聞かせて」 女の声は甘ったるかった。 「いくどでも聞かせてやるよ。おれはおまえとアレをしたいと言ったんだ」 女は笑い出した。こんどは彼の鼓膜をつんざくような甲高い笑いではなかった。まるで耳のなかに生あたたかい息を吹き込むような「フフフ」という含み笑いだった。 「あなたって大胆ね。のっけからそんなことを言い出すなんて」
- 200 名前:名無しより愛をこめて mailto:sage [04/11/15 23:05:06 ID:XcwvLl9j]
- 女の声がした。
「冗談じゃないぜ」 戸沢敬二は応酬した。 「おれはムニャムニャと口のなかで言っただけだ。 そのひとりごとをおまえが聞かせろとうるさく言うから、聞かせたまでだぞ」 このテレクラの小部屋のなかでベルの鳴るたびに、戸沢敬二は電話を取り損ねて、 すばしっこい男に先を越されてツー、ツーという通話中の信号音ばかりを聞かされてきた。 だから電話をつかんで、 「モシモシ」 という女の声を聞いた時には、心臓は高鳴り、どんなふうに女を口説こうか、と思っただけで頭はすっかり混乱し、 舌もまわらなくなっていた。 だいたい戸沢敬二がテレクラにやって来たのははじめてだった。 テレクラ、つまりテレフォンクラブは、ファッション・マッサージのあとをうけて、新風俗営業の主力となる勢いでウヨウヨと出現した。 いまや地方都市でも、盛り場ならどこにでもある。 戸沢敬二がこのテレクラに来た時、キョロキョロしていたので、マネージャーらしい男が、たちまち彼を初心者と見破って、 「女から電話があれば、奪い合いになるので、ちょっとでも早く電話をとらねばなりませんぜ。テレクラに電話をしてくる女は、 みんなアレをやりたがっている女なんだから、遠慮することはない。口説きおとしてデートを約束させるんです。それでデートした時には、 そのあと暗がりに行こうが、ラブホテルに連れ込もうが、それから先はあんたの腕前ひとつなんだから、まあ、ひとつ、がんばってください」 と説明をかねて彼を激励した。 おれは口べただと戸沢敬二は自覚していた。だから、見知らぬ女からの電話にうまく受け答えし、 それからデートに誘うなどという芸当がはたしてできるかどうか、 まったく心もとなかった。 しかし、電話のやりとりにもモタモタし、女がバカにしたような高笑いをしたのを聞くと、とたんに戸沢敬二は怒りを感じた。 お世辞もへちまもあるか。 会話のはじまりから、すでにおれ、おまえ呼ばわりをした。 テレクラでの女へのアプローチとすれば、異例のことには間違いなかった。 「ねぇ」 女の声は心なしか弾んでいるように聞こえた。 「ホントにワタシとやりたいの」 「そうだ」 戸
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