- 253 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/03/22(月) 16:19:37 ID:3J86FZbx]
- 「シカゴ」好きゆえ観てきた、ちなみに「8 1/2」は観たことない。
・人物の掘り下げが浅いため、各人の歌の場面でもそこまで感情移入ができず、 表面的なものしか目に映って来ない。 「8 1/2」を予習しておけば良かったか? 例えばルイザ、女好きのグイドが彼女を結婚相手に選んだ決め手が不明。 オーディション場面のエピドードだけでは、ルイザとその他大勢の女の違いが分からん。 ルイザが女優の道を断念?したことへの思いも、最後にならんとほのめかされない。 この辺が描かれていたら、もっと生きた人間として見られたと思う。 女優志望なのか娼婦なのかパンフみないと分からんペネロペとかも、以下同様。 ・せっかくこれだけの女優を集めてるのに、女優同士のぶつかり合いがないのが残念! 「グイドをめぐる女達」という図式にとらわれすぎてる。 ・その肝心のグイドも枯れて見えて、映画は作れないけど女にはギラギラ、という風に見えない。 終盤「欲望」がどうこう言ってたけど、そんな強いものでなく、 疲れたイタリア男の、女への半端でどーしよーもない優しさ、くらいにしか見えない。 ・ゴッドファーザー好きなので、サラギーナや少年グイドのパートは好きだった。 「イタリア的」たろうと頑張った感が映画全体にあるような気がする。 (そこへぶち込まれたケイトハドソンの歌が一番耳に残ってるがw) あえて60年代じゃなくて現代でも良かった気がする。
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