- 309 名前:名無シネマ@上映中 [2010/01/17(日) 21:16:29 ID:vpDpYe5I]
- 大学の政治学のレポートでこの映画を見た感想というのを出すことになった。
俺は、ムーアがアメリカの恥部や欠点、あるいは資本主義(金融資本主義)の行きすぎや一部の強欲な経営者の突出など欠点を取り上げているものの、 欧米諸国などとの比較では、欧米の現状を正確に把握していなかったり、「昔はよかった」的な部分が多いこと、キリスト教(カトリック)的価値観の反映など 「問題提起型」映画ではあるが、ドキュメンタリーではない。その点を注意してみないといけないと素直に思った通り書いた。 ところが、担当の準教授(もうすぐ60)からは、「資本主義が崩壊したという事実を認めていない。東欧でも資本主義化されたが、貧富の差の激しさなどの問題に直面している。 それに、社会保障が欧州で進んだのは紛れもなくソ連・東欧の社会主義政権の功積であり、社会主義の可能性について一考もされていない」とけちょんけちょんに返されてきた。 ムーアはソ連や中国、東欧のような一党独裁を信奉していないと思う。 西欧型の社会民主主義には注目している。理想は巨大資本に支配されないアメリカの建国当時の分権型民主主義やキリスト教的な価値観に裏打ちされた民主主義で、 地域や地域に根ざしたビジネスのある社会を否定しているとは到底思えない。アメリカ人の保守派・一般大衆が「社会主義」とは何かを吟味せずにいっしょくたにしていることに問題提起している部分はある。 それにしても、大学の教員もお気楽な商売だよな。 その準教授なんか、大学院が難しくないころにポストを得て、専任になってからは著作はもちろん、論文、紀要も書かない。 学内の役職や委員会の仕事も拒否しまくる。市民活動には熱心で赤旗や共産党の支部が出している機関紙には熱心に投稿している。 そのくせ、60近くなって準教授なのは思想を理由とした差別だと逆ギレしている。
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