- 297 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/06/05(土) 01:56:33 ID:lSFhDYN4]
- なんか評判悪いね。
意外と楽しめたオレは異端なのか。 予告編も見ず、評判も聞かず、ボタンを押したら金がもらえるけど知らん奴が 死ぬっていう程度のあらすじしか知らずに行ったのが良かったのかな。 とにかく、どこに向かって物語が転がっていくのかさっぱり見当がつかないので、 最後まで飽きずに観ることが出来た。 まぁ、冷静に考えると出来の悪い映画ではあるんだけど、さほど判りにくい映画 ではないよ。 以下、オレなりの解釈であるけど、みんなが引っ掛かっている所を解説してみよう。 まず、一番に思うのは、「あの方」(雇用者)とは何者かという疑問だけど、 これは明確にキリスト教における「神」です。 この手の映画では大抵ぼやかして表現されるか、宇宙人としてハッキリと描かれる のが常なんだけど、この映画では明確にキリスト教の「神」として描かれている。 これは映画の日付設定を考えれば明白で、ボタンと写真が神からのクリスマス プレゼントになっている。 しかも、写真にいたってはキリストの聖骸布に写ったキリスト像を彷彿とさせる ようなイメージ。 ちなみに宇宙人と思った人も多いけど、あながちそれも間違っていない。 これは話すと長くなるのでかいつまんで説明するけど、キリスト教大好きアメリカ人 にとってのコンプレックスは、キリスト教においてアメリカ大陸というものは存在 しない場所なんだよね。 キリスト教が出来た時にアメリカ大陸は発見されていなかったから。 でも、キリスト教的奇跡、畏怖すべき体験をアメリカ大陸で起こしたい、そういう 願望を受けてハリウッドが発明したのが宇宙人。 良い宇宙人がまばゆい光の中から現れるのっていうのはそういう訳ね。 まぁ、ぶっちゃけ神は全能なんだから火星にいてもおかしくないんだけど。
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