- 493 名前:マンセー名無しさん mailto:sage [2007/04/11(水) 03:10:32 ID:Oc8H+DNj]
- ●【産経抄】(産経新聞東京朝刊、1997.03.14)
平壌で「めぐみさんを見た」という北朝鮮の亡命工作員の証言に、大きな衝撃と、一筋の 光明を同時に受け取った。「丁」という名の担任の教官は「おれが新潟から拉致してきた」 と語ったというのである ▼その教官は「三人で日本へ特殊任務で行き、海岸で迎えを待って いる時、顔を見られた」とも。亡命者の証言は割引して受け取るべきだろうが、新潟の女子 中学生・横田めぐみさん失跡の状況や情報とこわいほど一致していた▼しかし、北の当局は 日本人拉致の事実を容易に認めようとはしないだろう。むしろ必死に隠ぺいしようとするだろう。 証拠いん滅のためにあらゆる手段を講じてくるかもしれない。それをどう突き崩すか。 食糧援助や国交交渉を武器にした高度な外交戦略が求められている ▼そのためにも政府のしりを たたかねばならないが、そんな時に唖(あ)然とする見解を読んだ。文藝春秋四月号で「それでも 『北』を援助すべきか」と題された討論を、現代コリア編集長・西岡力氏と行っている埼玉大教授・ 吉田康彦氏の主張である ▼吉田教授によると、北朝鮮はテロ国家とはいえないという。 大韓航空機事件も、ラングーン爆破も「北がやったという確証はない」「テロはあったと断言 できない。韓国の安企部がやらせた自作自演行為だということもありうると思います」というのである。 まだそんなことをいっているのですか ▼吉田康彦氏といえば元国連職員で、国際原子力機関(IA EA)の広報部長をつとめた。その人が「北はエリート教育の成果で国際情勢を的確に判断できる 優秀な人が沢山います」という国際認識を語っている。いやはやというほかない。 #元記事の『文藝春秋1997年4月号』もあたる価値があるかもしれないね。
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