- 47 名前:名無電力14001 [2009/10/24(土) 00:54:48 ]
- バイオ燃料は、温室効果ガス排出量を「増やす」 米研究者ら指摘
www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2655743/4799101 米国の研究者らは、バイオ燃料の生産規則によって森林破壊が進み、バイオ燃料生産技術が かえって間違った温暖化削減手段になっていると警鐘を鳴らしている。 23日の米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載された論文で、13人の科学者グループは、 こうした「抜け穴」をなくした新たな規則を作り、12月にデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で 行われる気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で提唱することを求めている。 論文は、米エネルギー省の統計も含む数々の分析が、「CO2の削減目標が高くなるなかで 『抜け穴』を放置すると、世界の原生林の大半が失われていくことになる」 可能性を示しているという。EUの排出権取引システムと、米議会が今年可決した 気候変動法案も、同様の「抜け穴」を可能にするという。 また、森を切り開いて作られることもあるバイオ燃料は、値段は安いかもしれないが、 温室効果ガスの削減においては間違った方法だと強調している。 おりしも、世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)は22日、世界の森は 毎年1300万ヘクタール、サッカー競技場にすると毎分36個分のスピードで失われつつある とする報告書を発表した。 論文は、「森林破壊は、約20パーセントの温室効果ガスを生み出す。森林破壊をやめることが、 世界を気候変動の危険から遠ざけるための最も費用効果が高い方法の1つであることは明らかだ」 と指摘。さらに、COP15の参加国は、温暖化対策として提案されたテクノロジーを適切に評価する ことの重要性を認識すべきだとしている。
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