- 339 名前:名無電力14001 [2009/11/26(木) 02:20:58 ]
- 火力発電を低炭素化 LNG CO2排出を3/4に 熱効率59%の新技術
www.tokyo-np.co.jp/article/technology/science/CK2009112402000139.html 二酸化炭素(CO2)をまき散らすイメージが強い火力発電所。燃料は液化天然ガス(LNG)を はじめ石炭、石油で、国内の発電電力量の六割以上を占める。低炭素社会実現にはこの火力発電の 技術向上が欠かせない。CO2排出量削減に向け、発電効率を高めた最新鋭のLNG火力発電所が 動き始めている。(栃尾敏) ■環境対応 東京湾に面した千葉県富津市にある東京電力富津火力発電所。発電設備は1〜4号まで四系列で、 軸数(ガスタービンの数)は合計二十一ある。 このうち4号系列第二軸(出力五十万七千キロワット)が十日から営業運転を開始した。 一五〇〇度級コンバインドサイクル発電と呼ばれる最新鋭の発電方式を採用。東電では、 川崎火力発電所(川崎市)の1号系列第一〜三軸、昨年七月に営業運転入りした 富津火力4号系列第一軸に続き五例目になる。 熱効率は59%で世界最高水準。「従来型のLNG火力に比べ、約四割熱効率が向上、 燃料の使用量とCO2排出量は約25%減らせます」。小久保久幸・富津火力建設所副所長は そう説明する。東電の発電設備のうちLNG火力は四割強を占め、削減効果は大きい。 他の電力も一五〇〇度級コンバインドサイクル発電導入に積極的だ。LNG火力の割合が 四割強を占める中部電力は昨年十月、名古屋市にある新名古屋火力8号系列(四軸、 合計百五十三万四千四百キロワット)が営業運転を始めた。関西電力も今年、堺市の堺港発電所の 1〜3号機(各四十万キロワット)が運転を開始。“環境型火力”の建設が相次いでいる。
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