- 117 名前:名無電力14001 [2009/10/31(土) 14:48:35 ]
- 科学者らによる「地球温暖化懐疑論批判」、無料公開中
slashdot.jp/science/article.pl?sid=09/10/29/128238 東大など5つの大学からなる「東京大学サステイナビリティ学連携研究機構」が、 「地球温暖化懐疑論批判」という書籍のPDF版を無料で公開しています。書籍の内容は下記の通り。 人為起源の二酸化炭素排出を主な原因として地球規模で気候が温暖化するという、いわゆる 人為的地球温暖化説の信憑性や地球温暖化による被害を緩和するための対策の重要性に対し、 懐疑的あるいは否定的な見解をとる議論が日本国内でも存在している。社会からの信頼に その活動基盤を置く科学者コミュニティは、こうした現状を座視すべきではないと考える。 したがって、本稿ではこれらの議論から主な論点を拾い上げ、一方的な、あるいは 間違った認識に基づくものに対して具体的な反論を行う。 サステイナビリティ学連携研究機構は、国際社会が抱える喫緊の課題を解決し、地球社会を 持続可能なものへと導く地球持続のためのビジョンを構築するために、その基礎となる 新しい超学的な学術である「サステイナビリティ学」を研究しているそうです。 この書籍は「最近の温暖化は自然変動」や「大気と生態系・海洋との二酸化炭素交換量に比べて 人為排出は小さい」、「二酸化炭素温暖化説は対流に対する考慮がない」など、 人為的な二酸化炭素排出による地球温暖化を否定する意見について1つ1つを取り上げ、 それに対して反論を行っています。 著者らは、いずれも大学、研究機関の研究者で、地球環境に関する分野の専門家のようです。 懐疑論を唱えるにせよ批判するにせよ、環境問題を考えるうえでの参考書としてよいかもしれません。 「京都議定書を守っても温暖化対策の効果なし」や「温暖化した方が良い(寒冷化の方が問題)」など、 温暖化対策に関する意見についても反論を行っており、地球温暖化問題の現状を把握するのにも 有用かと思われます。
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