- 1 名前:しじみ ★ mailto:sage [2018/01/14(日) 13:11:19.90 ID:CAP_USER.net]
- 着想も驚くほどではなく、なんとなくやってみようと進めた研究の結果が予想以上で、
しかも一般市民の興味を惹く場合は、運良くトップジャーナルに掲載されることがある。 レビューを通過するにはある程度の幸運が必要だが、加えてシナリオの骨子がしっかりしていることと、 インパクトの高いタイトルをつける必要になる。 今日紹介するドイツ・ボン大学からの論文はまさにそんな例で、 この論文だけを読んだ後は良くレビューを通ったなと思ったが1月11日号のCellに掲載されている。 まずこの決定にタイトル 「Western diet triggers NLRP3-dependent innate immune reprogramming (欧米型の食事はNLRP3を介して自然免疫をリプログラムする)」は間違いなく影響しているだろう。 おそらく高脂肪高カロリー食と言わずにタイトルにあるようにWestern Dietが編集者の気持ちを動かしたように思う。 もともと、高カロリー、高脂肪食により動脈硬化が起こるが、 このプロセスを一種の炎症として捉えることは普通の話で、新しいことではない。 この研究も、動脈硬化を起こすLdl受容体(Ldlr)が欠損したマウスに、 高脂肪、高カロリーの欧米型(WD)を与え、通常の餌を与えたマウスと、炎症に関わる血液細胞を比べ、 最終的に白血球とマクロファージに分化できる前駆細胞レベルで、 細胞のエピジェネティックな状態が炎症型に変化したことを示している。 自然免疫システムは、感染によりリプログラムされることが知られており、 リプログラム自体
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