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コードギアス 反逆のルルーシュ エロstage3



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/03(土) 22:01:23 ID:paYtfAjQ]
※コードギアスのエロパロスレです
◆エロパロスレなので対象年齢以下の方は速やかにスレを閉じてください。
◆荒し、煽りは徹底的に放置。スルーできない人も同じ。
◆雑誌等のネタバレはネタバレスレ。特定のキャラの話はキャラネタ板で。
◆アニメのアップロード、YouTube、Winnyなどの話題をするレスは自粛。
◆次スレは>>950辺りで立ててください。又はスレ容量が500KB近くになったら。

■公式サイト
www.geass.jp/
■コードギアス WIKI(まとめサイト)
mania.sakura.ne.jp/geass/index.php?TopPage
■エロパロ保管庫
ttp://eroparogeass.web.fc2.com/index.html
ttp://www.wikihouse.com/geasseroparo/index.php? (気付いた人更新して下さい)

110 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/15(木) 21:16:30 ID:nz7TIGfB]
「……えっ? カエルっていうと、クローク、クロークのカエルですか?」
「……そ。日本だと、ケロケロケロ、だけどね」
「うふっ」
 気怠いまでに、午後の日差しは暖かかった。
 ナナリーとスザクは、本を読む俺の後ろで、絵を描きながら他愛もないおしゃべりにふけっている。
 実にいい感じだ。
 俺は、久しぶりに気分が弛緩するのを感じ――心の中で首を振って気を引き締めた。
 いかん。
 俺から、スザクに言うべきことがあるのだ。
 是非とも受けてもらわねばならない頼み。
 これは俺のためだけではない。
 スザクになら、安心して任せられる。
 ナナリーの騎士に、なってほしい。
 たとえブリタニアを敵に回してでも、ナナリーを守りきる勇者に。
 そのためなら――ナナリーを娶ってもらっても構わない。まあ、将来の話ではあるが。
 俺は、意を決して口を開いた。
 その時、誰かそれを止めてくれれば、あんなことには――。
「スザク、実は……」

  *   *   *

「ナナリーの騎士に、なってくれ」
 とうとう、言ってしまった。
 明るい日差しの温もりさえ凍てつかせてしまったかのような、沈黙が辺りを支配した。
 スザクは、何と答えたらよいのか判らぬようだった。
 だが、真っ直ぐ見つめる俺の眼差しに、どうやら俺が本気だと理解したようだ。
「ナナリーちゃんをを守る、騎士に? 僕が……?」
「引き受けてくれないか。その……親友と思って、この通りだ」
 俺は頭を下げた。
 そんなに俺が頭を下げるのが珍しいのか、奴は戸惑っている。

111 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/02/15(木) 21:17:15 ID:nz7TIGfB]
「僕が……果たしてナナリーちゃんを守るほどの男なのか……」
「大丈夫ですよ」
 ナナリーは中天に輝く太陽よりも明るく微笑んで、断言した。
「もう、私とスザクさんは、永遠の夫婦を誓い合った仲ですから」
「ホァ……?」
 俺は、無意識のうちに椅子を蹴って立ち上がっていた。
 読みかけの本が地にもんどりうって転がる。
「ナ、ナ、ナナリー……ちゃん?」
「あら、ごめんなさい。愛し合ったことはお兄様には内緒にしておくって約束でしたっけ。忘れてました」
「あ、愛、愛、愛し合っただと……」
「いや、これは、その……」
「軍務の合間を見繕っては、いつも可愛がってくれるじゃないですか。大好きですわ、スザクさん」
「……この……鬼畜野郎のイレブンが!」
 俺はスザクに殴りかかった。だが、動揺していても殴られるほどスザクの運動神経は鈍くない。
 俺は見事に的を外し、芝生に顔から思いっきり突っ込んでしまった。
 頭を打ったせいでもなく、目の前が真っ暗になり、星が落ちかかってくる気がした。
 動けないのではなく、動きたくない。
「私がハイ、って裾をめくると、スザクさんってとっても丁寧に舐めてくださるのよ。じきに私も頭が真っ白になって、あーって大声を出してしまいますわ」
「…………」
「あ、でも、スザクさんから求めてきたわけではありませんのよ。あれから何度かキスの練習をさせて頂いたのですが、ほんの出来心で、ちょっとスザクさんの耳をかじったんです。そしたらいつぞやのお兄様みたいに素っ頓狂な声を出して……」
 聞きたくない。
 聞きたくないよ、ナナリー。
「で、体のバランスを崩して倒れたときに、スザクさんにしがみついてしまったんです。そしたら、すっかり硬くなっていたので……思わず服の上からチロチロって舐めて差し上げたのです。それからですから、私が誘ったようなものですわ」
 幼な顔の悪魔の演説は、続く。
「私ももう生理が来ましたし、もう毛も少し生えてきましたのよ。もう大人の仲間入りしたわけですから、お兄様、あまりお気になさらないでください」
「うわぁーーーーっ、わああああああっ! わあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 遠くで誰かが絶叫している。
 スザクか。
 マオのときよりも、錯乱がひどい気がする。
「――少し血が出ましたけど、とっても気持ちよかったですよ。日本の殿方のご子息はものすごく硬いって聞きましたけど、本当にコチコチですね」
「…………」
「お兄様とC.C.さんが毎晩夫婦のことをなさってらっしゃるでしょう? 咲世子さんと時々拝聴させていただいているのですよ。でも、あんまり上手じゃなさそうでC.C.さん可哀想、って咲世子さんが言ってましたわ」
「…………」
「あと、生徒会のニーナさんにちょっと言っておいてほしいのですけれど、あまり公共の場でオナニーするのはよろしくないですよ、みんなにばれてますよってお伝えしてもらえませんか?」
 あっはははははははははは。
 誰かが笑っている。
 ははははは、ははははははははは。
 その、狂いたくても狂えない者の、悲痛な慟哭の笑い。
 耳障りなだけに、一層切なく聞こえる。
 笑っているのは俺だった。
 笑いながらよろよろと立ち上がり、腰をへばらせて虚ろに宙を見つめるスザクの顎を捕らえた。
「人の話を聞きながら大笑いするのは、失礼ですよ」
 ナナリーの抗議も理解できず、俺はギアスを発動させた。
「いいか、スザク。忘れろ。ここでのことは忘れてしまえ」

  *   *   *

 黒の騎士団にとって、欠くべからざる駒、藤堂が手に入った。そしてその部下たる四聖剣も。
 だが、ぽっかり空いた俺の心の空虚は、埋めようほどもない。
 まだ俺の野望の道程は、始まったばかりだというのに。






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