- 254 名前:(2/2) mailto:sage [2011/02/07(月) 06:11:12 ID:UXmH7h8J]
- 壁にもたれた彼に体を預けて、後ろから耳を念入りに舐められている。
初めてのキスでは上あごを舌でくすぐられ、舌を絡ませ合って。 身体の力が入らない。 「ふぁ……ふやぁぁぁ……やだ……キミくん、じょう、ず……」 「ありがとう……初めて、だけどな」 耳への愛撫と並行して、胸にも手が差し入れられ、快感を増幅させていく。 先程とはまったく違う優しい愛撫に、嬉しさで胸が締め付けられたようになる。 「ん。ちょっと、仰向けになって」 恥じらいながら、床に横たわると。 すでに潤いを取り戻したそこに、舌が這う。 「ちゃんと、ん、濡らして、あげないと」 「やあぁっ…………恥ずかし……もう、大丈夫、だってぇ…………んっ……んんっ! ふぅぅぅっ!」 舌が潜り込んできて、軽く、達した。頭の中に火花が散る。 明らかに、段違いに体が敏感になっているのが分かる。快感を受け入れる準備が出来ている。 期待と恐れが、入り混じった気持ちで。 「入れる、ぞ……」 「うん、来てぇ……」 すでに色々なものを受け入れてきたそこは、すんなりと飲みこんでいく。 新しく、中がその形に合わせて作り変えられていくような感覚。 気を遣っているのか、いやにゆっくりな挿入が徐々に奥へと進んでいって―― 先がいちばん奥を突いたとき、絶頂がやって来た。 無理矢理与えられたものとは違う、全身に沁み渡るような快感の頂点。 口を半開きにしただらしない顔で、体じゅうを痙攣させて頭が焼き切れそうな快感に耐える。 中も激しくうねって、入ってきたものを揉みしだく。 「ふやぁぁぁぁっ……っ……っ…………しゅごいの、きたぁぁぁっ……いれた、だけで、なんれ、こんなにぃぃ……」 涙をぽろぽろと零しながら身体を震わせる。 「……おい、大丈夫か?」 「だい、じょうぶぅ……キミくんとつながりぇたの、うれひくて……きもひよくひぇ……」 突然強く抱き寄せると、火がついたように抽挿を始める。 「あはぁぁっ!?」 「ごめっ……! でも、中、気持ちよすぎて、止まらな……っ!」 「やぁぁぁぁぁぁっ! ――あああっ! んんぅぅ…………ひあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!……あああっ!……っ!……っ!」 立て続けの絶頂は、快感と共に歓びを倍加させていく。 耐え切れずに、涎が垂れるのにも構わず、声の限りに叫ぶ。 「んうっ!? 何だ?」 突然妙な声を出して、動きが止まった。 ――散々突かれてきた最奥部が、突破された。 本当の一番奥で、繋がれた。 足の震えが止まらない。 「いちばん、おくぅ……あかちゃんの、ところ、だよぉ…………」 慌てて抜こうと動いた腰を、意外なほどの力で掴んだ。 「だめぇ、そのままぁぁ…………う、うごいてへぇ、いい、よぉ……」 喉仏が動くのが見えて。 「うぐぁぁぁぁぁっ! おぐぉぉっ! ふにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!」 子宮口を、擦り上げられる。中のものが出入りする度に、意識が飛びそうな快感が襲う。 髪を振り乱し、喉からは人間のものでないような叫びも漏れる。 「――んお"ぉぉぉぉっ! イった、イっひゃのぉっ、うごいひゃ、だめぇぇっ、ん、だめひゃない! ん"ぅぅぅぅぅっ! やめないれっ! えへぇぇぇぇぇぇっ! またぁ、またイ"ぐぅぅっ! あ"―――――――――っはぁぁぁっ!」 「もう、ダメだっ……イクぞ!」 「うん、なかで、イってへぇっ! わたひも、んっ、イきゅ、イっひゃうぅぅぅぅ――んああぁぁぁぁぁぁぁっ!」 熱さ、を感じた。 猛烈な締め付けをものともせず、子宮を満たさんばかりの射精が打ち付ける。 視界が真っ白になり、背中に回した指がいっそう強く食い込む。 彼女の痙攣を治めようとするように、二人は固く抱き合っていた。 ――呼吸が落ち着いてきたのを見て、入っていたものが全体を現す。 抜いてすぐに閉じたそこから、白濁が滲んでくる。 「はひぇぁぁぁぁ……しゃわせぇぇ……キミ、くぅん、だいしゅきぃ……」 身体を離したあとも、二人の手はしっかりと繋がれていた。 ―了―
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