- 1 名前：首都圏の虎 ★ mailto:sage [2020/04/03(金) 15:27:00 ID:eeA2ihaK9.net]
- 東京都は２日、新型コロナウイルスの感染者が新たに９７人確認されたと発表した。１日ごとの感染者数としては過去最多で、３ケタに迫る勢い。合計は６８４人となった。感染拡大傾向が一層顕著となる中、政府は東京五輪の１年延期で空きが出た警察官向けの大規模宿泊施設を、軽症患者らの隔離施設として活用する方針を決定。一方、都もホテルなどを利用する考えを示した。既存病院に患者が殺到する事態に陥った場合を想定し、医療崩壊を防ぐ構えだ。
先月２５日に４１人が確認されて以降、急増している東京都の感染者が、ついに３けた寸前となった。
この日、都内で確認された感染者の数は９７人。３月３１日の７８人を上回って１日当たりの人数としては最多となった。重症者はいないが、うち感染経路が不明なのは３３人。海外渡航歴があったのは１人だった。また、世代別では２０〜５０代が全体の約７割を占めた。これまでの感染者数は計６８４人。小池百合子都知事（６７）は「間もなく３けたで、大変多い。これが最大になるように願う」と述べた。
先月３０日の会見で、小池氏は新型コロナの患者用のベッドを５００床確保しており、将来的には重篤・重症者用７００床、中等症用３３００床の計４０００床を確保目標としていると発表。また、この日までに確保数は７００床になったとしたが、入院者数は２日現在で６２８人。このままのペースで感染者が増加すれば、３日に“パンク”してもおかしくない。
その解決策として政府が提示したのが、東京五輪の警備で各県警などから上京する予定だった警察官のために確保していた大規模な臨時宿泊施設の活用だ。五輪が１年延期されたことに伴い、転用可能となった。関係者によると、宿泊施設は１万人収容を予定。４人部屋を個室や２人部屋にし、軽症者や無症状の患者の治療ができるようにする。医師らも常駐させる考えだ。
現在、陽性と判定された人は原則として入院するが、国内では人工呼吸器が必要だったり、集中治療室（ＩＣＵ）に入ったりした重症者は約４％にとどまり、大半が医学的には入院の必要がない軽症者や無症状の感染者となっている。退院までは２〜３週間かかることも多いため、専門家から「今のままでは（軽症者で）病床が埋まり、新しい重症者を入れられなくなる」との意見が出ていた。
首相官邸筋は「最低限の病院機能を持たせるが、本格的な医療施設ではない。万が一、オーバーシュート（爆発的患者急増）が発生し、多くの軽症者が出た場合に備えておく必要がある」と説明。厚生労働省も、国会内で開かれた会合で、状況によっては自宅やホテルで療養してもらう考えを明らかにしたほか、小池氏もホテルなどの活用の可能性に言及した。一方、安倍晋三首相（６５）はこの日の衆院本会議で、「国内で患者数が大幅に増えた時に備え、重症者対策を中心とした医療提供態勢の強化」を喫緊の課題とした。
4/3(金) 6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-04020320-sph-soci
|
 |
