- 1 名前:ガーディス ★ [2019/08/18(日) 08:41:26.83 ID:/MLtOsXg9.net]
- 三度の飯より猫が好きなのに、猫を吸ったりモフったりするとアレルギー症状が出てしまう。いったい自分は前世でどんな悪行を働いたのかと膝をつき天を仰ぎたくなるような悲劇です。
そんな悲劇のうちに彷徨える猫アレルギー持ちの猫好きたちを救済するワクチンが開発された模様です。 このワクチン、人間用ではなくて猫に投与するもの。「Fel d 1」という猫アレルギーを引き起こす5つの代表的な物質のひとつであるタンパク質をターゲットとしています。 この物質は猫の唾液と皮脂腺で精製されていますが、その機能は良く分かっていません。西洋では10人に1人がこの「Fel d 1」にアレルギー反応を示すとのこと。 ジャーナル「The Journal of Allergy and Clinical Immunology」に報告されたこの研究報告は科学者らがHypoPet社と協同で行ったもので、54匹の猫で実験を行いました。 研究チームはワクチン投与により「Fel d 1」の生成を抑制することに成功。なにより大切なことに、このワクチンによる猫たちに副作用などの悪影響は見られませんでした。 研究ではキュウリモザイクウイルスと「Fel d 1」分子を結合させたワクチンを用い、猫の免疫応答を引き出します。ワクチン投与後に猫の免疫システムは自動的にこのタンパク質を攻撃する抗体を獲得するため、普通の猫よりもアレルギー反応を引き起こしにくくなるというもの。 猫アレルギーが発生しにくくなれば、飼い主が喘息などのアレルギー性疾患を発症しにくくなります。これにより、猫を飼い続けられなくなるという悲しい事態を減らすことに大きく貢献します。 飼い始めの時は問題なくとも、ある時猫アレルギーになってしまう人がいることを考えれば、こうしたワクチンはこれまで飼えなかった猫アレルギー持ちのみならず、多くの猫と飼い主達を救う大きな1歩となります。 そして、残りの4つの猫アレルギーを引き起こす物質についても迅速なワクチン開発が強く望まれます。 https://buzzap.jp/news/20190815-cat-vaccine/ https://buzzap.net/images/2019/08/15/cat-vaccine/top.jpg
|
|