- 1 名前:樽悶 ★ mailto:sage [2019/05/20(月) 17:51:44.39 ID:5ca2RlrH9.net]
- 藤田三郎さんが執筆した「ヤマト王権誕生の礎となったムラ 唐古・鍵遺跡」
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/05/15/20190515oog00m010075000p/9.jpg 弥生時代の大規模環濠(かんごう)集落、唐古・鍵遺跡(田原本町)について、調査・研究に長年携わっている田原本町埋蔵文化財センター長の藤田三郎さん(62)が、「ヤマト王権誕生の礎となったムラ 唐古・鍵遺跡」(新泉社刊)を執筆し、出版された。遺跡と、邪馬台国の最有力候補地とされる纒向(まきむく)遺跡(桜井市)との関係などを考察している。【藤原弘】 新泉社のシリーズ「遺跡を学ぶ」の中の1冊。遺跡で見つかった大型建物跡などの遺構のほか、楼閣などが描かれた絵画土器や銅鐸の鋳型外枠などについて説明。弥生時代前期から古墳時代前期までの4時期に分け、発掘成果を図示した。 弥生時代終末期から古墳時代前期の集落の姿にも言及。廃村になったかどうか分からないが、纒向遺跡ができてからも唐古・鍵遺跡は存続したとし、「唐古・鍵の人たちが営々と築き上げてきた高度な文化が、次の時代へと継承されていったからこそ、この地域(奈良盆地東南部)に王権が誕生することになった」と論じる。 唐古・鍵遺跡は動物の骨や植物の種子などが状態良く残っているのも特徴。日本最古とされる紀元前4世紀後半のニワトリの骨が確認されたことなども紹介し、藤田さんは「情報量の多い遺跡だと知ってほしい」と期待する
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