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【生物】絶滅寸前の「ハイランドタイガー」 スコットランドヤマネコを救え (動画あり)



1 名前:ごまカンパチ ★ mailto:sage [2018/09/25(火) 22:26:53.18 ID:CAP_USER9.net]
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/092100412/
※リンク先に動画あり

■野生には35匹前後、イエネコの倍の大きさで毛が濃く尾は短い
 かつて英国にはさまざまな野生動物が生息しており、オオヤマネコ、オオカミ、クマ、ヤマネコなど大型の捕食者もいた。
このうち、今日も生き残っているのはヤマネコだけで、彼らも危機的な状況にある。
素人目には、スコットランドヤマネコはペットのイエネコのように見えるだろう。だが、ヤマネコほど人間を嫌う哺乳類は少ない。
そして皮肉なことに、ヤマネコにとっての最大の脅威はイエネコだ。

 ヤマネコは人間を避けて暮らしているものの、多くのヤマネコがイエネコと交雑し、雑種を作り出している。
純粋なスコットランドヤマネコは、イエネコの2倍ほどの大きさだ。毛は密生し、尾は短めで、独特の縞模様をもつ。

 スコットランドヤマネコは、スコットランドのハイランド地方に生息するヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris Schreber)の仲間で、
現在は絶滅の危機に瀕している。かつては英国全土で見られたが、狩猟や駆除の対象となり、ハイランド地方の人里離れた場所にだけ生き残っている。
正確な生息数は不明だ。野生個体は数十〜数百匹と言われ、おそらく少ない数字の方が現実的だと見られている。35匹前後と推定する人もいる。
 交雑があるせいで、正確な個体数を数えるのには手間がかかる。
たいていの場合、イエネコの混ざり具合を特定するために、毛や遺伝子を詳しく調べなければならない。

■イエネコに去勢手術とワクチン接種
 「ハイランドタイガー」と呼ばれることもあるスコットランドヤマネコを救うため、複数の組織が、ヤマネコが生息する地域のイエネコの去勢手術と
ワクチン接種を行う大規模なプログラムに着手している。

「ワイルドキャット・ヘイブン(Wildcat Haven)」という意欲的な団体は、主に西ハイランド地方のアードナマーカン半島で独自の去勢プログラムを開始した。
この団体の最高科学顧問のポール・オドノヒュー氏によると、彼らはこの3〜4年間で、アードナマーカン半島とスコットランド北部の別の地域で、
300匹近いイエネコとノネコを去勢したという。
この取り組みにより、ヤマネコが交雑するおそれがほとんどない土地が3200平方キロ(編注・東京都の面積の約1.5倍)できたという。
彼らは、重要な個体群が特定されているクラシンダロック森林の伐採を禁止する働きかけも行っている。
「スコティッシュ・ワイルドキャット・アクション(Scottish Wildcat Action)」では、動物園、大学、保護団体が連携して、ハイランド地方の5つの指定地域で
ヤマネコの保護計画を実施している。

 スコットランドの自然遺産を保護する公共団体「スコットランド・ナチュラル・ヘリテージ(Scotland Natural Heritage)」のプロジェクトマネジャーである
生物学者のルー・キャンベル氏によると、これらの指定地域では、チームのメンバーがイエネコの飼い主に去勢の重要性を教育するプログラムを
展開するほか、飼い主のいないノネコと雑種のネコをフィールドワーカーが捕獲し、ワクチンを接種し、去勢し、野生に帰しているという。

 スコティッシュ・ワイルドキャット・アクションは2016年から今日までの間に、5つの指定地域で200匹のネコを去勢してきたが、おそらくその半数が雑種である。
キャンベル氏は、雑種のネコの捕獲はイエネコの10倍難しいと言う。雑種のネコはイエネコよりも警戒心が強く、野生的なのだ。
「雑種は特に問題です。彼らはヤマネコと一緒に暮らし、縄張りや配偶者をめぐって争うからです」とキャンベル氏。
「しかし、ヤマネコとイエネコをつなぐ『架け橋』を断ち切ることで、さらなる交雑を防げるため、優先的に去勢を実施しなければなりません」

■人工繁殖からの野生復帰には異論も
 一部の動物園では飼育繁殖プログラムも開始しており、現在、約80匹のスコットランドヤマネコが飼育されている。
スコットランド国立博物館の脊椎動物部門の首席学芸員であるアンドリュー・キッチナー氏は、飼育されているヤマネコの遺伝子プロファイルは
野生のヤマネコよりもよく理解されており、研究者らは、将来、野生復帰に十分適したヤマネコの繁殖につとめていると語る。
しかし、ヤマネコを野生に帰せるようになる日がいつ訪れるかは不明だ。飼育されている動物を野生に帰すことには多くの問題もある。
例えば、動物を自然界から引き離してしまうと、本能的な行動や、車や人間などの脅威に対処する能力が大きく損なわれてしまう。

※続く






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