研究を率いた米エモリー大学(Emory University)とジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)の研究者らによると、「感染している乗客の前後1列、横2座席以内に座っている乗客の感染確率は80%以上」で、「その他の乗客全員の感染確率は3%未満だった」という。さらに、乗務員が感染している場合は、1回の飛行につき乗客平均4.6人を感染させる恐れがあると警告している。
研究に参加していないレノックス・ヒル病院(Lenox Hill Hospital)の救急医療医師ロバート・グラッター(Robert Glatter)氏は、「論文著者のモデルでは、飛行機で病気をうつされるリスクについて、感染患者から前後1列と横2座席以内で増大するとなっており、かつての研究での2列以内よりもリスクは低くなっている」と述べている。