- 1 名前:みつを ★ mailto:sage [2017/11/25(土) 02:51:11.47 ID:CAP_USER9.net]
- www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-42105751
ビクトリア・ギル BBCニュース科学担当記者 複数の科学者が夜間の地球の写真を調査したところ、地球上で人工照明が年々明るく強くなり、その範囲が広がっていることが明らかになった。 米科学誌「サイエンス・アドバンス」 に22日付で掲載された論文によると、2012年〜2016年にかけて、人工の光で照らされた屋外面積は毎年2%以上広がった。 多くの国で「夜が失われる」ことで、動植物や人間の健康に悪影響を及ぼしていると、科学者たちは指摘する。 研究チームは、米宇宙航空局(NASA)の人工衛星放射計から入手したデータを使用した。専用の放射計は、夜間の光の強さを測るために作られたものだ。 調査の結果、対象期間中の明るさの変化の度合いは、国ごとに大きく異なることが分かった。米国やスペインなど世界の「最も明るい国々」の一部では、明るさは不変だったものの、南米やアフリカ、アジアの大半の国では明るさが増した。 以前より夜が暗くなった国は、戦争状態にあるイエメンやシリアなどわずか数カ国のみだった。 光り輝く海岸線やクモの巣のような都市のネットワークなど、夜間を映す衛星画像は非常に美しい。しかし、人工の光は人間の健康や環境に思いもよらない影響を与える。 人工照明の影響 米国医師会は2016年、「作りが悪く照度が高いLED電球の悪影響」を正式に認めた。医師会は「まぶしい光を減らすため、青色の光の放出を最大限に減らし、青色が多く含まれる光を出来るだけ抑える」よう促した。 英科学誌「ネイチャー」に掲載された最近の研究では、人工照明で夜行性の昆虫の受粉活動が減り、作物の受粉に非常に悪い影響を及ぼすことが明らかになった。 英国の研究によると、通常よりも明るく照らされた場所にある木は、人工照明が当たっていない場所にある木よりも、1週間早く発芽することが明らかになった。 今年発表された調査では、都市の照明によって、夜間に移動する渡り鳥の習性が「劇的に変化する」ことが分かった。 論文の筆頭著者で、ドイツ・ポツダムにある地球科学ドイツ研究センターのクリストファー・カイバ博士は、人工照明の使用は「人間が環境に与えた最も劇的な物理的変化の一つ」だと話した。 (リンク先に続きあり) 2017/11/24 https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/DC3A/production/_98887365_light_nasa.jpg
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