- 1 名前:nita ★ [2017/05/25(木) 16:28:08.00 ID:CAP_USER9.net]
- 毎日新聞 5/25(木) 12:21配信
◇障害者の写真やメッセージ書いた看板を駐車スペースに ショッピングセンターや病院などで障害者や高齢者らのために設けられた「思いやり駐車場」が健常者に“占拠”されることを防ぐ試みが、群馬県伊勢崎市のスーパーで始まった。障害者の写真やメッセージを書いた看板を駐車スペースに置くというもので、関係者は「本当に必要としている人を具体的にイメージできれば、“不正使用”に歯止めがかかるのではないか」と効果に期待を寄せている。 この試みを企画したのは、環境面や心理面のバリアフリーについて研究しているグループ「バリラボ」代表の高橋宜隆(のぶたか)さん(42)=同市在住。高橋さんによると、同種の試みは大分県の国立病院機構西別府病院に次ぎ2例目で、商業施設では全国初という。 高橋さんは建設会社社長だった35歳の時、仕事中の事故で脊髄(せきずい)を損傷し、移動には車いすが欠かせない。しかし、外出先で思いやり駐車場に障害者マークを掲示していない車が止まっていたため、駐車できないことがたびたびあった。 昨年、「バリラボ」を設立し、さまざまなバリアフリー策を検討する中、米国の実証実験で、車いすの利用者や高齢者らの写真に「THINK OF ME/KEEP IT FREE」(私のことを考えて/空けておいて)というメッセージを載せた看板を駐車場に設置したところ、健常者による占拠が激減したことを知った。 今年1月、地元のスーパー「フレッセイ」(前橋市)に提案し、伊勢崎市の「クラシーズ連取(つなとり)店」での試験導入が決まった。24日に設置された看板は縦約68センチ、横約45センチで、写真は、高橋さんが車いすに乗った姿と、両足に障害がある飯塚起子(ゆきこ)さん(31)がつえで体を支える姿の2種類を用意。「その思いやりに感謝します」「空けてくれててありがとう」などの言葉が添えられている。 バリラボのメンバーが設置前後の変化を調査し、効果を検証する。フレッセイの柳沢敬・総務部長は「駐車場の利用者の意識に訴えかけることができれば」と話し、導入店舗を増やしていく方針だ。【鈴木敦子】 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170525-00000046-mai-soci https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/05/25/20170525k0000e040306000p/8.jpg
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