- 1 名前:ねこ名無し ★@\(^o^)/ mailto:sage [2017/08/23(水) 16:05:49.00 ID:CAP_USER.net]
- 2017年8月17日、環境省と琉球大学は長崎県対馬にカワウソが生息していることを発表した。琉球大学がツシマヤマネコの生態調査のために設置した自動撮影装置に一匹のカワウソが映っていたことから発覚した。
ニホンカワウソの「絶滅宣言」が出たのは2012年8月。今回、対馬で確認されたカワウソが絶滅種のニホンカワウソかどうかは判断できないという。専門家によれば、韓国から流れてきた個体かもしれないというのだ。 www.j-cast.com/trend/assets_c/2017/08/trend_20170823124952-thumb-autox380-119757.jpg 手作りのニホンカワウソのフィギュアを持って、嬉しそうに語る熊谷さとしさん。 8月21日(月)夜、TBSラジオ「荻上チキ・Sessin-22」に緊急生出演した。 すでにニホンカワウソが絶滅寸前 国内で最後にニホンカワウソが確認されたのは、1979年6月。場所は高知県須崎市を流れる新荘川だった。それ以来、姿を消した。 一方、同じ仲間のユーラシアカワウソが生息する韓国では90年代に入って保護や保全が叫ばれ、徐々に増える。ただ、疫病が広まると一気に減少する可能性があることから、韓国側から日韓で分散飼育する必要があると指摘されていた。 こうした提言をうけ2017年3月、〈韓国と日本 カワウソのたどった道〉をテーマとする国際シンポジウムが東京で開かれた。 長年、韓国でフィールドワークを続けてきた熊谷さとしさん(63)が、公益財団法人韓昌祐・哲文化財団の助成を受け、東京都動物園協会との共催で日韓のカワウソ研究者や飼育関係者らが交流する場を企画した。熊谷さんは、その胸中をこう語っていた。 「カワウソをはじめ希少動物の保全活動を学びながら、それを実践することは『現存する野生動物を、二度と自分たちのようにはしないで欲しい』という、ニホンカワウソからのメッセージだと思うのです」 80年代半ば、もともと漫画家志望だった熊谷さんはアニメーションの制作現場を経て、独立。学習漫画で動物を描く仕事が増え、日本の野生動物について勉強していた。 ムササビ、タヌキ、キツネ、ノウサギ、カモシカなど日本各地の生息地を訪れ、生態や足跡を観察した。その度、動物図鑑に目撃マークをつけていた。 「ところが最後に残ったのがニホンカワウソ。"おやっ?"と思って調べると、その頃はもう絶滅寸前だったのです」 韓国でカワウソの糞を見て興奮 その後、「ニホンカワウソ研究会」の内田実さんの講演を聴き、ユーラシアカワウソが韓国に生息していることを知った。その調査に同行したのが1989年だった。 「そこで初めて本物のカワウソの足跡を見た。身を隠せる岩があると、カワウソは糞をしていた。それを見つけたときはもう嬉しくて、感動しましたね」 姿を目の当たりにしたのは2度目のフィールドワークでのこと。夕方、高台でテントを張る場所を探していると、崖の下に川が流れていた。仲間の一人が「ああ、いるじゃない!」と叫び、慌てて水面に目を凝らすと、カワウソが白波を立てて勢いよく泳いでいる。 やがて魚を掴まえて陸に上がると、ペタペタと走り出す姿に胸が熱くなった。 毎年、韓国を訪れるうち、韓国カワウソ研究センターの韓盛縺iハン・ソンヨン)博士と、韓国環境部・国立生物資源館の韓尚勲(ハン・サンフン)博士との交流が始まった。 当時、韓国ではまだ野生動物を保護しようという意識は低く、「日本を反面教師として韓国のカワウソを守っていきたい」と話す韓尚勲さんの言葉が心に残った。 「何だか知らないうちに引きずられていくというか、自分も背中を押されてしまう。カワウソというのは不思議な動物なんですよ」 だが、ニホンカワウソには刻々と絶滅の時が迫っていたのである。 「まさか自分が生きている間にニホンカワウソの絶滅に立ち会うとは思わなかった・・・」 危機に瀕していても、どこかでまだ生息していると信じる思いが熊谷さんにあったからだ。 しかし2012年8月、環境省はニホンカワウソを絶滅種に指定した。 https://www.j-cast.com/trend/2017/08/23306465.html?p=all (>>2以降に続く)
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