- 1 名前:ねこ名無し ★@\(^o^)/ mailto:sage [2017/07/25(火) 22:15:45.85 ID:CAP_USER.net]
- 韓国科学技術院(KAIST)原子力・量子工学科のチョン・ヨンフン教授は最近ネットで激しい批判にさらされている。今月12日に「脱原発政策の問題点」をテーマに開催された討論会で、原子力発電所の爆発事故が起こった日本の福島県について「考えられているほど危険ではない」と発言したからだ。
チョン氏は「福島に1年いて受ける放射線量は大人が4ミリシーベルト、子供は7ミリシーベルトを少し上回る程度だが、これに対して北欧の一部地域において自然状態で受ける放射線量は10ミリシーベルト以上だ」と述べた。 チョン氏がこの内容を発言した時の動画、あるいは討論会の様子が撮影された写真などはネットやSNS(会員制交流サイト)などを通じて拡散しているが、どのサイトもチョン氏を攻撃する書き込みであふれかえっている。 「国を売り渡した」「精神障害者」「原発マフィア」などはまだ穏やかな方で、中には口にするのもはばかられる侮辱的な言葉も数多く見受けられる。しかしチョン氏の発言に対して科学的に反論する書き込みは一つもない。 文在寅(ムン・ジェイン)政権は本来なら何度も検討を重ね、慎重に取り組むべき政策を次々と実行に移しているが、影響で関係する分野の識者や専門家たちが大きな批判にさらされている。事実を説明しても、政府の政策や国民の好みに合わなければ、チョン氏のようにたちまち国賊扱いだ。 ある国立シンクタンクで勤務する研究員も、つい先日同じような経験をした。この研究員は自らが書いた論文の内容について、電子メールや電話を通じて多くの非難や攻撃、抗議を受けた。 あるグループにとって不都合な内容が書かれていたからだ。影響でこの研究員は数カ月にわたり夜も寝られず、体重も一気に減少するほど苦しんだという。研究員は「へたをすれば自分も積弊にされるかと思った。この問題が起こった後、研究員たちは批判されそうなテーマを研究対象にすることはしなくなった」と語る。 非正規社員の正社員化に対する意見を聞くため、先日ある民間の研究所に勤務する男性に電話をかけた。この男性は「どんな批判にさらされるか分からないので、何も言わない」として取材を拒否した。匿名を保証すると説得したものの「それでも個人が特定される恐れがある」として最後まで取材に応じなかった。 自ら最も民主的と自負する政権の期間中、専門家や知識人たちが恐怖心から何も話さなくなるのは奇怪で悲しいことだ。このような状況が今後も続けば、最終的に政府と国民が聞きたいことしか言わない三流の識者しか残らなくなるだろう。 事実とうそ、理性と感情を適当に混ぜ合わせた言葉で大衆に迎合する偽識者の中には、すでに「本当の知識人」として称賛される人物も少なくない。 彼らは最低賃金の大幅な引き上げに良い点があるとは言うが、どんな悪い点があるかを言わないし、また貧困層にとって本当に良いことかどうかを理論やデータ、実証的な事例によって説明しない。 その一方で「最低賃金だけでソルロンタン(牛テール)も食べられない社会はまともな社会ではない」と軽々しく結論づけるものの、ジャージャー麺やチキンではなくなぜソルロンタンを基準に判断するのか、おそらく説明はできないだろう。 聞きたくないことを言う識者が沈黙を守ったからといって、事実でないことが事実になることはない。かつて17世紀、宗教裁判官たちが地動説を訴えるガリレオを黙らせたからといって、太陽が地球を回ることがなかったのと同じだ。 今もどこかの研究室では研究者が低い声で「それでも地球は回っている」とつぶやいているかもしれない。 www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2017/07/25/2017072500984_0.jpg 経済部=チェ・ギュミン記者 www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/25/2017072501057.html www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/25/2017072501057_2.html
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