- 781 名前:アスペルガー症候群 [2011/01/18(火) 23:04:46 ID:RrVRWqn90]
- アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん、Asperger syndrome: AS)またはアスペルガー障害(アスペルガーしょうがい)は、
社会性・興味・コミュニケーションについて特異性が認められる広汎性発達障害である。 各種の診断基準には明記されていないが、全IQが知的障害域でないことが多く「知的障害がない自閉症」として扱われることも多い。 なお、世界保健機関・アメリカ合衆国・日本国などにおける公的な文書では、自閉症とは区別して取り扱われる。 精神医学において頻用されるアメリカ精神医学会の診断基準 (DSM-IV-TR) ではアスペルガー障害と呼ぶ。 対人関係の障害や、他者の気持ちの推測力など、心の理論の障害が原因の1つであるという説もある。 特定の分野への強いこだわりを示したり、運動機能の軽度な障害も見られたりする。しかし、カナータイプ(伝統的な自閉症とされているもの)に見られるような知的障害および言語障害は、比較的少ない。 目次 [非表示] 1 歴史 2 概要 3 特徴 3.1 コミュニケーション上の主な特徴 3.2 コミュニケーション上の特徴が障害とは限らない 3.3 主な問題点 3.4 限定された興味、関心 4 誤診問題 5 アスペルガー症候群への社会的偏見 6 アスペルガー症候群と犯罪 6.1 医療観察法入院対象者数 7 アスペルガー症候群の援助 8 アスペルガー症候群の著名人 8.1 アスペルガー症候群の診断を受けている著名人 9 ステレオタイプ化に対する警鐘 10 関連項目 11 参考文献 12 脚註 13 外部リンク 歴史 1944年、オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガー(Hans Asperger)によって「自閉的精神病質」と初めて報告されたが、 第二次世界大戦のため、その論文は戦勝国側では注目されていなかった。 1981年、イギリスの医師ローナ・ウィング(Lorna Wing)がアスペルガー症候群の発見を紹介[1]。 1989年、社団法人日本自閉症協会設立 1990年代になり世界中で徐々に知られるようになった。しかし、日本ではドイツ精神医学の影響が強かったことから、ローナ・ウィングの紹介以前に知られていた[2]。 1992年、世界保健機関(WHO)の「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」に診断基準が初めて掲載される(ICD-10)。 1994年、アメリカ精神医学会の「精神障害の診断と統計の手引き」に診断基準が初めて掲載される(DSM−IV)。 2000年、豊川市主婦殺人事件。文部省(当時)に広い範囲における高機能自閉症児に対する早期の教育支援が必要であることを認識させた。 2003年、長崎男児誘拐殺人事件。出版などを通じて社会的な関心が広まった。 2005年、発達障害者支援法施行 2005年、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(医療観察法)施行 2006年、障害者自立支援法施行 発症の原因については自閉症#原因を参照のこと。近年、脳の先天的な機能障害と理解されるようになった。
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