- 1 名前:まっちょつるぎφ ★ [2010/04/20(火) 00:13:52 ID:???]
- この春、ネットやツイッター上でもっとも話題になったのが「非実在青少年」というターム。これは、東京都の
青少年育成条例(東京都青少年の健全な育成に関する条例)の改正にあたり、国際的に進行している 実在の人間(少年・少女)への人権問題である児童ポルノ規制の範囲を広げ、マンガ・アニメ・映画・小説・ ゲーム等における未成年のキャラクターを「非実在青少年」と名づけ、作中での表現を規制しようしたときに 使用した造語です。 ご存知の方も多いと思いますが、この青少年育成条例改正は、当初2月24日に改正案が提出され、 充分な審議がなされたとは思えないまま、3月19日の都議会総務委を経て、3月末にも本会議で採決という スケジュールで進行しておりました。国際的な人権問題である児童ポルノ規制を、表現の問題へと援用し、 しかも早急に制度化しようしていたことに対しては、さまざまな形で反対意見が提示されました。そのおかげで 改正案は6月までの審議延長が決まりましたが、この間のTVなどの報道の取り扱い方を見ても、的外れな ものも少なくはありませんでした。 戦後、手塚治虫という巨大な個性がマンガやアニメを開拓していった結果、日本は「非実在キャラクター」たちの 宝庫となりました。そして、だからこそ日本キャラクターたちは可愛く、エロティックで、深遠な思想を背負って いたりもします。都や国はマンガ・アニメ・ゲームを世界に誇る輸出産業と称え、国際アニメフェアや文化庁 メディア芸術祭を主催しながら、一方でこういった規制を同時進行させている――まるで東京オリンピック直前に 野犬狩りをおこなったかのような――この矛盾は何なのでしょう。その疑問にも答えが出せればと思っています。 そこで、今回の反対活動に中心的役割をはたした藤本由香里氏にご協力をいただき、現時点までの経緯を なるべく正確にまとめた上で、関係者のインタビューやコラム、そして規制の対象となりえるマンガ・アニメ・ ゲーム・小説などのジャンルでご活躍の皆さんや評論家の方々からのアンケートを多く集め、 〈非実在青少年問題〉について、読み応えのある本にしたいと考えています。 徳間書店 コミックリュウ編集長 大野修一 ●表紙イラスト … 赤井孝美 ●裏表紙イラスト … 鈴木みそ ■青少年健全育成条例・および改正案解説 ■インタビュー(予定) 藤本由香里さん(評論家) 山口貴士さん(弁護士) 中村公彦さん(コミティア代表) ※そのほか多くの方々インタビューおよび、寄稿を予定しています。 ■クリエイターの方々からのアンケート回答 条例改正案についての賛成・反対意見を、漫画家の方々をはじめ、アニメ、小説、ゲームなど さまざまなジャンルの方々にアンケートとして回答いただいたものを掲載いたします。 引用元:非実在青少年読本 公式サイト www.sarnin.net/ 関連スレ 【漫画家/作家/規制】「非実在青少年」にマンガ業界からリアクション続々 コミック10社、出版倫理協議会等 gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1268834757/
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