- 1 名前:しじみ ★ mailto:sage [2019/03/22(金) 17:11:52.08 ID:CAP_USER.net]
- バンダイナムコホールディングスの子会社で、プラモデルなどを手掛けるBANDAI SPIRITSが、新ブランド「FUNPORTER(ファンポーター)」を立ち上げた。2019年2月15〜17日に、東京ドームシティ Gallery AaMoで開催する『「つくる」のホントを知ってるかい?展』で商品を展示するのに伴い、発表会を開催し、新ブランドの概要や狙いを説明した。
FUNPORTERはプラモデルの本質的な魅力である、“つくる喜び””発見する喜び“を伝えることを追求したブランド。商品ラインアップには、「Figure-rise Mechanics Dr. スランプ アラレちゃん」「同ドラえもん」「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.3.0」といったキャラクター商品のほか、「1/700スケール 東京スカイツリー」、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の「Exploring Lab. 1/700 地球深部探査船『ちきゅう』」など実在の建物や船もある。 いずれも完成すると外からは見えなくなってしまう内部にまでこだわってパーツを作り込んでいるのが特徴だ。例えば、Figure-rise Mechanics Dr.スランプ アラレちゃんは、内部のロボットの構造から組み立てる。スター・ウォーズシリーズに登場する宇宙船を基にした「PERFECT GRADE 1/72 ミレニアム・ファルコン」は、コックピットまで再現しているという。 「Figure-rise Mechanics Dr. スランプ アラレちゃん」は2700円(税込み) https://cdn-trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/021901665/02.jpg 完成すると見えない内部も、細かく作り込んでいる https://cdn-trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/021901665/03.jpg BANDAI SPIRITSの執行役員でホビー事業部ゼネラルマネージャーの藤原孝史氏は「内部構造は見えなくなってしまうが、一から作ることの思い入れや達成感を味わえるという意味で、“つくる喜び”を重視している」と説明。また、「作る過程で、中身はこうなっていたのかという発見を楽しめる」と“発見する喜び”もアピールした。 (中略) ■30分で作れるプラモデルも発売予定 FUNPORTERの他には、19年6月に「30 MINUTES MISSIONS」を発売する予定だ。これはその名の通り、わずか30分で完成することができる新しいプラモデル。国籍、性別、年齢を問わず、幅広い人にプラモデルを楽しんでもらいたいという願いを込めて、より短時間で作りやすい設計になっている。 「30 MINUTES MISSIONS」は1382円(税込み) https://cdn-trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/021901665/06.jpg 従来、プラモデル作りで最も時間がかかるのは、どのパーツを接合するのかを説明書で確認する作業だ。そこで、30 MINUTES MISSIONSでは、ランナー(パーツが付いている枠のこと)の配置と構造を見直し、ランナーの上部から下部にかけてパーツを外し、組み立てていけば出来上がるように設計した。そのため、慣れてしまえば説明書を見なくても、完成できるという。 また、カラーバリエーションのパーツをそろえているため、複数のキットを買って組み替えれば、オリジナリティーあふれる自分だけのプラモデルが作れるのもポイント。「量産機」のイメージで、いくつも並べて楽しむことも想定している。 さらに2019年秋ごろには、「MOVER PROJECT」という新製品も投入する。現在はコンセプトを発表したのみだが、プラモデルの楽しみを「作って飾る楽しみから動かす楽しみに広げたい」(藤原氏)という。コアユニットに対し、ギアを組み合わせることで様々なアクションができる商品になる見込みだ。 出荷数上昇の一方で、ユーザーの偏りが課題 今回BANDAI SPIRITSがこれらのブランドを打ち出した狙いは、ユーザー層の拡大だ。同社によると、プラモデルの出荷数は近年順調に伸びている。14年と18年を比較した同社ホビー事業部の売り上げシェアの伸びは国内が120%、海外が160%。特にアジアを中心とした海外市場の伸びが大きい。 プラモデルの売り上げシェアは順調に伸びている https://cdn-trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/021901665/08.jpg 一方で、国内では「昔は買っていたが今は買わない」という“休眠層”が多く、プラモデルは面倒な遊びと見られることも多いという。藤原氏は「国内ではコアなファン層に支えられており、新規顧客が少ないのが課題」と説明。新ブランドでは、アニメなどの人気キャラクターを使った商品かオリジナル製品かなどに関わらず、大人、女性、子どもなど幅広い層を積極的に取り込んでいきたいとしている。 https://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/021901665/
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