1 名前:湛然 ★ [2021/11/28(日) 07:31:30.42 ID:CAP_USER9.net] キング・クリムゾンのロバート・フリップ、愛妻トーヤと語る「夫婦漫才ビデオ」の真相 11/27(土) 13:00 Rolling Stone Japan https://news.yahoo.co.jp/articles/3669ad893da5c126895a50b667d7d8b35f662c64?page=1 トーヤ・ウィルコックスとロバート・フリップ(Photo by Toyah Willcox and Carlo Marshall / © 2021 Toyah Willcox) https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20211127-00036853-rolling-000-2-view.jpg キング・クリムゾンの来日ツアー「MUSIC IS OUR FRIEND JAPAN 2021」がいよいよスタート。本日11月27日〜12月8日にかけて東京・名古屋・大阪5会場にて開催される。クリムゾンといえば、昨年よりネット上で話題となっているのが、ロバート・フリップと彼の妻トーヤ・ウィルコックスによる動画シリーズ。ロックダウン中に始まったこの企画について、二人が米ローリングストーン誌に語ったインタビューをお届けしよう。 (※中略) 一連の動画の公開から1年が経とうとしている今、両者がバイラルスターとなる舞台となった自宅のキッチンにて、2人は筆者とのZoomインタビューに応じてくれた。「愛し合っている熟年夫婦によるおふざけだよ」。フリップはそう話す。「自宅のキッチンがその舞台だなんて、信じられないよね」 「楽しまなきゃやってられなかったもの」。トーヤがそう付け加える。「楽しみのない生活なんて、想像さえしたくないわ」 ◆辛い時こそ馬鹿げたことを ─これら一連の動画は、そもそも誰のアイディアだったのですか? フリップ:(ウィルコックスを指差す) トーヤ:最初に「Rock Around the Clock」のカバーを思いついたの。ロバートに踊らせたかったのよ。ロックダウンの間は誰もがじっとしてたけど、私たちの世代は体を動かさなきゃいけない。だから彼に振り付けを覚えさせて、「Rock Around the Clock」に合わせて踊る動画を録った。それまでソーシャルメディアとは無縁だった私たちにとって、あれは最初の一歩だったの。それが数時間のうちに100万回くらい再生されて、フィリピンやオーストラリアの人たちなんかからも反響があって。「ワオ」って感じだったわ。 フリップ:私の見方は微妙に違うんだけどね。誰もが辛い思いをしている時だからこそ、パフォーマーである私たちは人々を元気づけるために何かを披露すべきだって、彼女がずっと主張してたんだ。私はそれを、すごくイギリスの文化に根ざした考え方だと思った。イギリスでは世の中が暗くなると、みんな馬鹿みたいに笑ったり、下らないことをやり始めるんだ。モンティ・パイソンの『バカ歩き省』がいい例だね。チュチュを着た私が川辺で妻と一緒に「白鳥の湖」を踊ったのは、彼女のセンスと考え方に感化されたからなんだ。 トーヤ:あれをやってみて、多くの人がすごく寂しい思いをしているんだってことに気付いたの。「あなたに救われました。ありがとう」っていうようなメッセージを、すごくたくさんもらって。彼らはそれこそ、生きていく意志を失う一歩寸前だったんだと思う。 ああいう動画を継続的にアップすることで、私たちがどこかの億ションでシャンパンを飲みながら、毎日バカ笑いしているような生活を送ってるわけじゃないと知って欲しかった。辛い思いをしているのはあなただけじゃない、そう伝えたかったの。パフォーマーである私たちは、ああいう方法でオーディエンスと繋がることができる。「白鳥の湖」については、ロバートに語ってもらった方がいいわね。彼にはまだ許してもらえてないから。 ─どういう意味ですか? トーヤ:ステイホームを強いられてる中で、庭の隅っこで「白鳥の湖」を演じるのって、すごく笑えるんじゃないかって思ったの。私はチュチュを2着持ってたから、その片方をロバートが着れるようにリサイズした。リハーサルは一切なしで、テイクはほんの数回で済んだわ。「ロバート、カメラの前を横切って。私の動きを真似してやってみて」みたいな感じでね。イギリス人らしいユーモアのセンスを出そうとしている私の意図を汲んで、ロバートはベストを尽くしてくれた。美しくチャーミングな作品に仕上がったのはそのおかげね。動画を公開すると同時に、ポジティブな反応がたくさん返ってきたけど、ヨーロッパのメディアの中には、私たちが世間一般のライフスタイルを馬鹿にしてるっていう見方をしているものもあったわ。