- 1 名前:臼羅昆布 ★ [2020/02/27(木) 22:04:05.94 ID:3840bmGL9.net]
- 2020年02月27日 20時25分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/judo/1759242/ 全日本柔道連盟は27日、都内で強化委員会を実施し、東京五輪内定選手を発表。 すでに内定していた女子78キロ超級の素根輝(19=環太平洋大)、代表争いが激化している 男子66キロ級を除く12人が都内の記者会見で顔を揃えた。 その発表の場で男子代表・井上康生監督(41)が落選したメンバーを思い出してまさかの男泣き。 一方、リオ五輪金メダルで73キロ級代表の大野将平(28=旭化成)は五輪連覇へ、悲壮な覚悟を口にした。 突然の涙だった。 大勢の報道陣が詰めかけた会見の席上、井上監督は内定者を次々と発表。 だが、脳裏にあったのは代表選考に敗れたメンバーだった。 「ギリギリで落ちた選手の顔しか浮かばない」と言うと、熱いものが目にあふれた。 落選者の名前を一人ひとり丁寧に口にした後、井上監督は「一番やってはいけないこと。申し訳ありません」と冷静さを取り戻し、 最後は「彼らの思いもしっかり持った中で、日本代表として責任を持って戦わないといけない」と語った。 その「責任」を誰よりも感じていたのはリオ五輪金メダルの大野だ。 五輪という特別な舞台についての思いを問われると「五輪…なんでしょうね。なぜか五輪を目指してしまうよね」としみじみと語った後、 キッパリと「自分の柔道を証明する場所かなと考えている」と口にした。 唯一、自国開催で五輪連覇を狙える“特権”については「思っている以上に難しい」と言いつつも 「これ以上ないモチベーションになります」と前向きに捉えた。 さらに、五輪3連覇を達成した天理大の先輩・野村忠宏氏(45)に言及し「少しでも近づけるように頑張りたい」と未来を見据えている。 日の丸を背負うことの他にもう一つ、大きな誇りがある。自身が代表になった階級だ。 「73キロ級は一番人数の多い階級、そして一番レベルの高い階級だと思う。そして日本人が強い」。 その矜持は、涙を流した井上監督と同じだ。戦い敗れた者の思いをすべて背負っていく覚悟がある。 「2013年から代表で4人の世界チャンピオンと切磋琢磨し、勝ったり負けたりしたからこそ、今の自分がある。 4人と戦った誇りを持って東京五輪でも自分の柔道をしたい」 もう迷いはない。 日本のエースは「本当に覚悟を持って恐れずに挑戦していきたい。 指導勝ちでも勝っていればいいと考えている」と静かに闘志を燃やす。 様々な期待と責任を背負い、あくまで「金」だけを狙いにいく。 https://img.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/162205b50c2c97bbf29ec0bb57e3b193-1.jpg 落選した選手を思いやり、涙ぐむ井上監督
|
|