- 1 名前:砂漠のマスカレード ★ [2019/02/14(木) 12:25:43.65 ID:TGM/GL3A9.net]
- 連日のスポーツニュースでは大阪桐蔭で昨年の春夏に連覇を達成した中日・根尾昂、ロッテ・藤原恭大の一挙手一投足が報じられている。
だが、プロの世界は厳しい。高卒の新人が1年目で新人王を獲得したケースは過去に14人のみ。 野手に至っては中西太、豊田泰光、榎本喜八、張本勲、清原和博、立浪和義の6人しかいない。 イチロー、松井秀喜と球史に名を刻む強打者でも新人王を獲得できなかった。高校野球の金属バットからプロ野球は木製バットに代わり、直球、変化球のキレも高校生とプロではレベルが違う。 鳴り物入りで入った金の卵たちが自信を喪失するケースも少なくない。 同じ新人でも大学生、社会人上がりの選手たちは体が一回り大きく、スピードやパワーも高校生より分がある。 1年間試合に出続けられる体力も求められる故に、高卒ルーキーが新人王を獲得するのは至難の業だ。 過去の高卒1年目で新人王を獲得した選手たちの成績を見るとある選手の凄さが理解できる。 52年 中西太(西鉄) 打率・281、12本塁打、65打点 53年 豊田泰光(西鉄) 打率・281、27本塁打、59打点 55年 榎本喜八(大毎) 打率・298、16本塁打、67打点 59年 張本勲(東映) 打率・275、13本塁打、57打点 86年 清原和博(西武) 打率・304、31本塁打、78打点 88年 立浪和義(中日) 打率・223、4本塁打、18打点 6人の中で打率、本塁打、打点といずれもトップが清原だ。PL学園からドラフト1位で入団すると、前半戦は打・252、11本塁打の成績を残して球宴に出場。 後半戦は20本塁打とさらに打ちまくった。 10月7日のロッテ戦で初の4番に抜擢され、高卒新人史上最多の31本目の本塁打をマーク。 129試合を終えた時点で打率・301だったが、当時の森祇晶監督にシーズン最終戦も出場を直訴。猛打賞で打率・304に上げて締めくくるなど、異次元の怪物だった。 清原の数字は規格外すぎるが、根尾がお手本になるのは中日の先輩・立浪和義だ。 立浪は88年にPL学園からドラフト1位で中日に入団。打撃3部門の成績を見ると平凡に映るが中身は濃い。 6月までは打率・290まで伸ばすなど高校生離れした打撃センスを披露。 22盗塁、21犠打と小技と機動力に加え、遊撃でも守備範囲が広くチームのピンチを幾度も救った。 中日がリーグ優勝を飾り、立浪は貢献度も加味されて新人王を受賞した。 根尾も立浪と同じ遊撃手で定位置獲得を狙う。 遊撃の守備の負担を考えると高卒ルーキーに打撃で多くを求めるのは酷だが、潜在能力は計り知れない。 京田陽太という強力なライバルがいるが、試合に出続けて規定打席に到達すれば新人王の可能性は十分にある。 藤原もロッテの外野陣が角中勝也以外はレギュラーが決まっていないチーム状況を考えると、十分にチャンスはある。 根尾と同様に走攻守そろったタイプだけに、プロでの対応力が注目される。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190214-00000009-sasahi-base 2/14(木) 10:50配信
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