- 1 名前:れいおφ ★ mailto:sage [2018/11/19(月) 14:43:33.81 ID:CAP_USER9.net]
- 2018年のJ2は松本山雅が優勝を果たした。最終節までもつれ込んだ優勝争いを制する原動力となったのは、熱狂的なサポーターの存在だった。
Jリーグ屈指とも言える熱を持った松本山雅のサポーターの声援は、選手たちのプレーにも大きな影響を与えた。(取材・文:元川悦子) ●最終節での優勝を引き寄せたサポーターの力 (中略) ●スタジアムにはどれほどに人が駆けつけるのか? 2017年に徳島から移籍してきて、今季からキャプテンマークを巻く橋内優也も「自分たちの背中を押してもらっているのは間違いない。 (11月11日の)前節の栃木SC戦そうですけど、あれだけ沢山のサポーター(約4500人)がアウェーに来られると、自分たちはサボれない。 応援してくれる人たちを暗い顔して帰らせるわけには行かない。自分にもプラスアルファが出ていると思います」と語気を強めていたが、 これだけの熱狂的な支持を受けられるクラブはJ1・J2含めて屈指と言っていい。 前日のベネズエラ戦(大分)で日本代表デビューを果たした松本山雅OBのGKシュミット・ダニエル(仙台)も 「松本は実力も環境もあるチーム。J1昇格に値する」とコメントしていたが、彼の言う「環境」の中に つねに熱狂的サポーターと熱く盛り上がるスタジアムの存在があるのは間違いない。 反町康治監督が就任し、J2初参戦した2012年以降、サンアルの観客動員数は右肩上がりで推移した。 J2初年度の2012年こそホーム平均9531人と1万人を割っていたが、2013年に1万1041人と大台に到達。J1初昇格を決めた2014年は1万2733人に増え、 シーズン終盤は1万8000人超を記録することもあった。 2015年は「J1効果」で1万6843人まで数字を上げたが、1年でJ2落ちを強いられた2016年も1万3631人と2014年超の人数を確保。著しい減少は免れた。 シュミット・ダニエルがプレーしたのはこの年。2016年の松本山雅は勝ち点84とクラブ最高勝ち点を確保したが、 最後の最後で清水エスパルスに得失点差で上回られて3位に落ち、J1昇格プレーオフで伏兵・ファジアーノ岡山に夢を打ち砕かれた。 この失望感が多少は響いたのか、翌2017年は1万2146人まで数字を落としたが、2018年は1万3283人と再び上昇に転じた。 「この3年間の悔しい思いが糧となってここまで来た」と反町監督も語ったが、いったんJ2に落ちたクラブを再浮上させるのは容易なことではない。 それでも大崩れすることなく、ハードワークと堅守を前面に押し出せたのはつねにエールを送る人々がいたから。 そこはチーム関係者全員の共通認識である。 ●山雅は松本市の人々のアイデンティティ 今季はJ1降格組のアルビレックス新潟にJ2観客トップの座を譲ったものの、サンアルのキャパシティを考えたら松本山雅の動員力は脅威と言っていい。 新潟と同じ降格組の大宮アルディージャが9224人、ヴァンフォーレ甲府が7384人という数字にとどまっているのを見れば、勢いがよく分かるだろう。 甲府の海野一幸会長も「ウチは(後発の)松本に追い越されている」としばしば語っていたが、 松本山雅のサポーターにとってこのクラブは「生きがい」であり「希望」なのだ。 「松本という町はつねに長野県の県庁所在地・長野と比べられ、低い立場に置かれてきた。これだけ大声で『松本』をアピールできるのは山雅だけ。 ホントに気分がいい」と語る人々も少なくないように、山雅が地域の誇りとアイデンティティになっているのは紛れもない事実だ。 その強い地元愛がクラブ愛、選手愛となってサッカーに向かう。 一度、松本山雅でプレーした選手は、「自分の息子」であり、他へ移籍しても気になる存在だ。 だからこそ、シュミット・ダニエルが日本代表で出るか出ないかは大きな関心事だし、2014年J1初昇格の主力だった犬飼智也(鹿島)が アジアチャンピオンズリーグで奮闘していれば応援する。 実際、鹿島のクラブハウスに緑のマフラーを巻いたサポーターが訪れているのも目の当たりにしたことがある。 それは犬飼のところだけではない。「応援されている」ことへの感謝が反町監督や選手たちのエネルギーになっているのだ。 (以下、記事全文はこちら) https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181119-00010002-footballc-socc
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