- 1 名前:BaaaaaaaaQφ ★@\(^o^)/ [2017/06/24(土) 11:32:07.51 ID:CAP_USER9.net]
- 25日に開催される今年の宝塚記念(G1)の主役と言えば、もちろんキタサンブラック。そして、「主戦」の武豊騎手である。
昨年の大阪杯からコンビを結成した両者。そこから天皇賞・春、ジャパンCなどを制して年度代表馬に輝いている。さらに 充実が目立つ今年はG1に昇格した大阪杯の"初代王者"に輝くと、最大のライバル・サトノダイヤモンドを下して天皇賞・春 を連覇。今や、このコンビを「現役最強」と呼ぶ声に異論は聞こえない。 スタートから堂々とハナを主張し、持続力に物を言わせたロングスパート合戦でライバルをねじ伏せる走りは、どんな展 開でもペースを崩さない武豊騎手の正確無比な体内時計があってこそ。キタサンブラックがここまでの存在になったのも、 主戦・武豊騎手の存在が大きいといえるだろう。 ただ、そんな現役最強馬を支える「もう1人の主戦騎手」がいることをご存じだろうか。 百戦錬磨の武豊騎手でさえ「彼に任せておけば問題ない」「僕よりも彼が乗ったほうが良い」と、最愛のパートナーの背中 を預けるほど絶大な信頼を寄せているのが、黒岩悠騎手だ。 今年でデビュー16年目を迎えている黒岩騎手だが、その名を知っている競馬ファンはあまりいないかもしれない。名前は 聞いたことがあっても顔まで知っている人は、ほんの一握りだろう。何故なら彼は、重賞を一度も勝ったことがなければ昨年、 デビューから15年掛かって、ようやく通算50勝を達成したような"零細騎手"だからだ。 今や中央の一流騎手だけでなく、世界レベルの外国人騎手や地方のトップジョッキーまでが闊歩する中央競馬。20代半ば で鞭を置く若手騎手も珍しくない中、黒岩騎手も本来ならとっくに騎手を廃業していてもおかしくはない。実際に今や平地の騎乗 依頼はほとんどなく、今年はまだ未勝利だ。 しかし、そんな黒岩騎手が競馬サークル内で高い信頼を得て、充実した現役生活を送っているのは、彼が一流の「調教騎手」 だからである。 「清水(久詞)先生の厩舎が開業して1、2年目くらいの時に人手の関係でヘルパーを募集していたんです。『ぜひお願いします』 という感じでした」 『週刊ギャロップ』(サンケイスポーツ)の取材に答えた黒岩騎手は立場こそフリーの現役騎手だが、今や完全に清水厩舎で中 核を担う調教騎手。武豊騎手とは同厩で活躍したトウケイヘイローの調教をつけていた頃からの関係だ。そういった意味では、 武豊騎手の低迷期を支えた人物の一人といえるだろう。キタサンブラックには、デビュー前からずっと調教に携わっている。 「調教で"彼"に触れられるのは幸運だし、すごく光栄なこと」 騎手にとって何物にも代えがたい財産が「名馬の背中」を知ることといわれている。武豊騎手があれだけの成功を収めているの も、人並み外れた数多くの名馬に跨り「勝つ馬」の感触を知っているからだ。 そういった意味でレースではなく「調教」を主とし、その手当で飯を食っている調教騎手という"職業"は、例え超一流の騎手でな くとも、運が良ければ超一流の馬に深く携われるかもしれない特殊なポジションだといえる。 そうやって騎手としての「経験」を重ねる生き方もあるということなのだろう。 清水厩舎の調教騎手となったことで、キタサンブラックという現役最強馬の背中を誰よりも深く知ることとなった黒岩騎手。 果たして、その何物にも代え難い貴重な財産が、ドリームパスポートで輝きを放った高田騎手のように「本当の意味」で活かされ る日が来るのだろうか。 騎手としての現在の目標を「重賞を勝つこと」と定めている黒岩騎手。「気持ち的にも身体的にも、やれるところまで一生懸命頑 張りたい」と語る"勝負師"の目は、まだまだ野望に満ちているようだ。 biz-journal.jp/gj/2017/06/post_3688.html
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