- 1 名前:仙台焼肉 ★@\(^o^)/ mailto:sage [2017/04/30(日) 13:51:31.17 ID:CAP_USER9.net]
- 今年3月のW杯予選では、「ポスト長谷部誠」がひとつの論点になっている。日本代表は長谷部抜きでUAE、タイに勝利を収めたものの、中盤の機能低下は著しかった。単純な代役探しではなく、システム変更するにしても、あらためて「ボランチ」というポジションについて考えるときだろう。
「チームを動かして、確実に自分の仕事をして、チームを勝たせる。そういうボランチでありたいと思っています」 そう語る橋本拳人(23歳)は今シーズン、FC東京のボランチとして定位置を手にしている。リオ五輪代表候補として注目され、現在はロシアW杯アジア最終予選の代表登録メンバーの1人。次世代の代表を担う、有力なボランチ候補だろう。 もっとも、ボランチとしての経歴は浅い。 橋本はユース時代まで、ゴールに近い位置でプレーしてきた。ボランチにコンバートされたのは高2のときだった。そしてプロに入ってからも、センターバック、右サイドハーフ、右インサイドハーフ、右サイドバック、左FW、左ウィングバックと目まぐるしくポジションを換えている。 「ポリバレント」 それは彼の特長のひとつになっている。実際、これだけのポジションをプロのレベルでこなせるには戦術的センスが欠かせない。 「自分はまだまだ“ボランチとはこうあるべき“というのを模索中で、それを見つけたい、そう思ってはいます」 そう語る橋本が追い求めるボランチ像とは――。 「一番大事にしているのは予測の部分ですかね。どこにボールが出てくるのか。チームでいいプレスがかかっているとき、その出どころを察知してボールを奪えたら、ひとつの達成感はあります」 橋本はひとつひとつの言葉を用心深く使い、ボランチとしての心がけを明かしている。 「今の自分は、ゴール前に入って得点する、みたいなものが求められているのは分かります。ボールを持ったら、前に強引に運んでいくような感じとか。だから自分自身、プレミアリーグでも(ポール・)ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)とか、見ちゃいますし。攻撃の部分で自分のいいところは大事にはしたい、と思っています。でも、そういう派手さよりも、チームを回してる、というボランチになりたいんですよ」 J1デビュー戦でいきなり得点を記録するなど、橋本は相手を凌駕する身体能力を持ち味のひとつにしている。軸が動かずに、柔らかい四肢の動きを見せ、そのダイナミズムを武器に攻守でアドバンテージが取れる。日本人というより、アフリカの選手のようなパワーとスピードを感じさせる。
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