- 617 名前:名無しの歩き方@お腹いっぱい。 [2009/02/08(日) 23:17:53 ID:MlE7h3me0 BE:1587859968-2BP(0)]
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>具体性がない。具体的にどうやって地方税と国税の自由度を高めるというのか分からないし、規制を緩和とか 具体的に何の規制を緩和するのか?今現在どういった規制が地方自治の足かせになっているのか?全く分からない。 すべてが万事、こういう抽象的な言葉でかたづけられている。 ならば言いましょう。税の使い道ですが、地方財源の中では国庫支出金(国庫負担金と国庫補助金)が多くを占めており、これらは自治体によって自由に使い道を決められないものになっています。 (国庫負担金は国の事業を自治体が代理で行うために支払われる側面が大きいが、その事業にしても、地方ごとの実情に合っていないものが数多くある。) 補助金については、不要な公共施設の建設や使い道のない電算システムの導入の原因になるなど、その弊害はよく指摘されている通りです。 自治体に税の使い道の自由度を高めるには、国庫負担金や補助金の一部を、使い道自由な財源として地方に譲ればいいわけです。 また、規制についてですが、国はほぼ全国一律の基準で規制をかけていますから、 地方の実情に合っていないものも数多くあることはよく知られている事実。 たとえば、通行量のほとんどない道路でも、全国一律の規格があるため、広い道幅を取らねばならないとか、広い歩道を設けなければならないわけです。こういった道路は徳島県の山間部に行けばよく見受けられます。 また、僕が何スレか前に農村体験に大都市から観光客を呼び込もうと言いましたが、 それに至っても、農村の住宅に観光客を宿泊させる場合、旅館業法などによってさまざまな規制が張られ、多額の金をかけて民家を大幅に改装しなければならなくなるといったケースがあります。 あと、これは高知の大豊町での話ですが、バスも鉄道もなく、タクシーもほとんど来てくれない集落で、車に乗れない高齢者が遠く離れた病院に通院する際、近所の人にマイカーで送ってもらい、それに対して謝礼を渡したところ、 運転していた男性が逮捕されるという事件も起こっています。理不尽な話です。 このように国の規制と地方の実情がかみ合っていない例は数多くあるのです。
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