- 1 名前:きつねうどん ★ [2021/04/17(土) 10:16:17.82 ID:CAP_USER.net]
- 「危険な運転」といえば、飲酒運転、速度超過、あおり運転などの車間距離を保持しない運転、信号無視、逆走などの通行区分違反などが挙げられます。これらはもちろん取り締まりの対象であり、しっかりと順守されているかたが、ほとんど。
しかし、これ以外にも、実はとても危険な運転があります。左折時に、いったん右へ振ってから左へ向きを変える運転、通称「あおりハンドル」です。 「あおりハンドル」は、運転のテクニックなどではない 危険で迷惑千万な行為 この、あおりハンドルをするドライバーの多くが、危険で迷惑な運転行為だとは思っていないようで、普通の乗用車で、狭い道ではない、一般的な交差点でも、こうした運転をするドライバーを見かけることがあります。 なぜ彼らは、あおりハンドルをするのでしょうか。 ■左折時の「テクニック」だと思っている 道路交通法第34条では「車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して)徐行しなければならない」とされています。自動車教習所でも、「左折時は、バイクなどの二輪車を巻き込まないよう、左側に寄ってから左折すること」と指導されたはず。 しかし「あおりハンドル」をするドライバーの多くは、そのことを忘れてしまったのか、いったん右へ頭を振ってから左へ向きを変えることを、内輪差で内側をひっかけることなく左折することができる「運転テクニック」だと思っているようです。サーキット走行だと、コーナーはアウト-イン-アウトで駆け抜けるよう、アドバイスされることがありますが、そこは公道です。 トラックなど、ホイールベースの長い大型車両がそのように左折していくことから、なんとなく「カッコイイ」と思っている、ということもあるかもしれません。 ■あおりハンドルが危険なワケ 後続車両からすると、あおりハンドルは迷惑でしかありません。前走車が、交差点手前で左へウインカーを出せば「左折するのかな」と考え、直進する後続車は、若干右へ寄ってかわす、という場面も考えられます。そのとき、左折すると思っていた前走車がいきなり右へ頭を振ってきたら、どうなるでしょうか。 また、片側一車線の道路を左折する時に横断歩道上に人がいたら、一旦停止することでしょう。その際、右に膨らんだことで直進したい後続車は進行を妨げられ、渋滞を発生させてしまいます。できるだけ左側に寄り、後続車が直進できるスペースを作ることへの配慮がないのです。 二輪車にとっても、前走車が右へ頭を振ったため「直進できる」と思ったシーンで、「くるっ」と左へ向きを変えてきたら……。悲惨な事故へとつながる可能性がとても高いです。
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