- 1 名前:Ψ mailto:sage [2020/08/11(火) 11:58:27 ID:YOryEQrX.net]
- 「ヴェノナ(VENONA)文書」という存在をご存じだろうか。その文書の公開によって
現在、世界各国では、第二次世界大戦と日米開戦の歴史が大きく見直されつつある。 「国民の知る権利」を重んじる民主主義国家では、一定の期間が経過すると、 国家の機密文書も原則として公開される。実は「民主主義国家」を自称するアメリカも 情報公開を進めており、1995年に「ヴェノナ文書」を公開した。 これは、1940年から44年にかけて、アメリカにいるソ連のスパイとソ連本国 との暗号電文をアメリカ陸軍が密かに傍受し、43年から80年までの長期にわたって アメリカ国家安全保障局(NSA)がイギリス情報部と連携して解読した 「ヴェノナ作戦」に関わる文書のことだ。 第二次世界大戦当初、フィンランドを侵略したソ連は、「侵略国家」として国際連盟 から除名された。ところが、ドイツがソ連を攻撃した41年以降、「敵の敵は味方」 ということでアメリカのルーズベルト民主党政権やイギリスのチャーチル政権は、 スターリン率いるソ連と組むようになった。こうした流れの中でソ連に警戒心を抱いた のが、アメリカ陸軍情報部特別局のカーター・クラーク大佐だ。 クラーク大佐は43年2月、特別局の下にあった通信諜報部(後のNSA)に、 アメリカとソ連本国との暗号電文を傍受・解読する作戦を指示する。ヴェノナ作戦と 名付けられたこの暗号傍受作戦は44年、ホワイトハウスから中止を命じられたが、 彼らはその後も密かに作戦を続行し、驚くべき事実を突き止める。ルーズベルト大統領 の側近たちに、ソ連の工作員と思しき人たちがいたのだ。 https://ironna.jp/article/10455
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