- 1 名前:Ψ [2020/01/27(月) 22:17:22 ID:jfMGpi/a.net]
- 東京電力福島第一原発事故の際、現場に残って闘い続けた作業員の姿を描いた映画「Fukushima50」(フクシマフィフティ、製作・KADOKAWA)が3月6日、全国公開される。
原作者で作家・ジャーナリスト門田隆将氏(61)は本紙インタビューに「原子炉建屋に突入を繰り返し、注水ライン構築やベント(排気)を成功させたプラントエンジニアは小高工など地元の高校を出た福島人。 福島の人は日本を救った誇りを持ち続けてほしい」とメッセージを送った。(聞き手・佐藤雄一) ――数々の壮絶な場面が生々しく描かれている。 「(高線量の中、決死の覚悟で手動でのベントを成功させた作業員に)家族への思いをどう振り払ったか尋ねると、『いや、家族も一緒に死ぬんだよ』と言った。 『何十キロも避難するはずがないから、格納容器が爆発したら家族も一緒に死ぬんだ。助けるには何としても成功させないといけない』と。 それが国家の死の淵ふちに立った男たちだ」 ――吉田さんへの取材は亡くなる1年前。印象は。 「直接接触できない中、影響を及ぼす人々に当たり続けて、1年4か月かかって実現した。食道がんの手術を受けて外出許可が出た時期だった。 『後世に残す責任がある』と伝えると、『俺はただのおっさんや。部下たちがすごかったんや。そのことをもし後世に残してくれたら、俺は隠すことはない。何でも話す』と取材に応じてくれた。 部下たちも『俺たちは吉田さんとなら一緒に死ねる』と」 ――福島への思いは。 「出版後もずっと福島に行っている。昨年は(血尿で赤く染まった様子が原作で描かれている)福島第一原発免震重要棟のトイレも見てきた。 古里を守ろうと命を懸けた人たちのことを思うと今でも胸が熱くなる」 「必要以上に放射能の影響を喧伝し、復興の邪魔をする連中との闘いは今も続く。対抗するには客観的なデータを積み上げることが最も大事だ。 地元紙の福島民友新聞には毎朝、県内の放射線量が掲載され、日本のどの地域とも変わらないという客観的事実が示されている。 風評に惑わされず敢然と闘い、真の意味での復興を望みたい」 抜粋 https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20200127-OYTNT50015/
|
|