- 1 名前:峠 ★ mailto:sage [2019/11/19(火) 22:11:05 ID:CAP_USER.net]
- 東京都世田谷区立桜丘中学校では、校則の全廃による服装や髪形の自由化のほか、チャイムは鳴らず、
何時に登校してもいい。今年度から定期テストも廃止され、代わりに10点ないし20点の小テストを積み重ねる形式に 切り替えられた。スマートフォン(スマホ)やタブレットの持ち込みが許可され、授業中も教室外での自習が認められている ──これら画期的な学校改革は大きな注目を集め、新聞や雑誌、テレビでも取り上げられてきた。 校長の西郷孝彦さん(65才)の初となる著書『校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール』には 「子育ての参考になった」「こんな先生に教わっていたら、人生が変わっていたかもしれない」などと、大きな反響が寄せられている。 ◆外部からのスマホ解禁への非難 識字障害のある生徒への配慮から、段階を経てスマホやタブレットの持ち込みを解禁し、2018年に全面解禁したが、 それについての批判的な意見は、おもに保護者以外の外部の大人から寄せられることが多い。 「ネットでトラブルを起こすのではないか」「授業そっちのけでゲームに夢中になる」というのが、意見の大半だ。 実際はどうなのだろうか。 「学校がスマホの持ち込みを禁止していた当時、“禁止しているのだから子どもはスマホを使っていない”というのが建前で、 スマホで問題を起こすのは、“持たせる家庭の問題”という考えでした。つまり学校側は積極的にSNSやネットが招く危険を、 生徒に教えようとしなかったのです」 しかし実際には、解禁前から多くの生徒がスマホやタブレットを持っており、うっかり個人情報をネット上でさらしてしまったり、 LINEグループで悪口を言い合って、いじめに発展することもあった。 「トラブルのほとんどは、知識不足からくるもの。ですから、スマホを解禁すると同時に専門家を呼び、 毎年ネットリテラシー講座を開き、SNSを扱う上での注意点などを話してもらいました。すると生徒らはスマホを 慎重に扱うようになっていき、トラブルもなくなっていきました」 もちろんスマホを解禁した以上、校長や教員は積極的に生徒が発信するSNSに目を通している。 見守りの意味もあるが、それがコミュニケーションにもなっている。 生徒の方から教員をLINEグループに招待することが少なくない。コソコソと隠れて使う必要がなくなったことで、 子どもたちは堂々と教員の目の届くところで発信するようになったのだ。 「使い方さえ注意すれば、スマホは小型のコンピューターですから、プログラミングやコミュニケーションの習得につながります。 また、学習アプリを駆使して、英語の言い回しや難解な数学の問題にチャレンジする生徒もたくさんいます」 >>2以降に続く
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