- 1 名前:きつねうどん ★ [2019/08/17(土) 18:49:24.81 ID:CAP_USER.net]
- https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2019/08/15/190815_goliathfrog_top-w960.jpg
Image: Marvin Schäfer et al., 2019 via Gizmodo US 脚を伸ばすと80cmにもなるカエルの王者、ゴライアスガエル。 んー、何ともいえないこの貫禄! こちらにおわしますのはゴライアスガエルさん。その巨体は全長30cm以上、脚を伸ばせば80cmにもなり、体重は3.3kgにものぼる世界最大のカエルです。 大きさだけでもすごいのに、なんとゴライアスガエルは自分の子どもたちを守るために池を造っちゃうことが新たに判明しました。 単に川底の枯葉などを取り除いて快適な池づくりに励むカエルもいれば、砂利や小枝、時には2kg以上の重さのある石を動かして水路を狭め、オタマジャクシが安心して暮らせる溜池を造ってしまう強者もいるそうです。 このことを発見したベルリン自然史博物館のMark-Oliver RödelさんとMarvin Schäferさんによれば、この重労働こそがゴライアスガエルを巨大化させた理由なのかもしれないと語っています。 立派な仕事ぶり Rödelさんたちが学術誌「Journal of Natural History」に8月8日付で発表した論文は、世界で初めてゴライアスガエルの池づくりをドキュメントしています。 とはいっても、研究のために設置されたタイムラプスカメラが、実際石を押しのけたり、泥の堤防を造ったりしているゴライアスガエルの姿を捉えたわけではありませんでした。 ゴライアスガエルは大きさに似合わずとても臆病な生き物なのだそうです。なので、数日間に渡って記録し続けたカメラが捉えたのは、ゴライアスガエルの立派な仕事ぶりでした。 https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2019/08/15/190815_goliathfrog_dammed1-w640.jpg Image: Marvin Schäfer et al., 2019 via Gizmodo US ゴライアスガエルの池、その1。手前のほうに枯葉や小石などを寄せて水の流れをゆるやかにしてある。 地面を掘り下げるところから産卵まで、一連の作業がコマ撮りで記録されたのはこれが初めてだそうです。 https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2019/08/15/190815_goliathfrog_dammed2-w640.jpg Image: Marvin Schäfer et al., 2019 via Gizmodo US ゴライアスガエルの池、その2。かなり大がかりなダムが形成され、中央部分に卵が産みつけてある。 完成度が高い池は浅瀬の川底から石が取り除かれ、すり鉢状に成形されていたそうです。このような池はデザイン的にも一番優れていて、卵が大雨に流されてしまう心配がないのだとか。池を造ったのがゴライアスガエルのオスなのか、メスなのか、どちらともなのかはまだ判明していません。 親としても立派 ゴライアスガエルはアフリカのカメルーンから赤道ギニアの山地にしか生息しておらず、森の中の急流に卵を産みつける習性を持っています。 Rödelさんたちは当初、まったく違う研究のために現地を訪れていました。しかしゴライアスガエルについて調べているうちに、地元のハンター(彼らはゴライアスガエルを食用としているそうです)経由でゴライアスガエルが池を造るという話を聞き、調査に乗り出したそうです。
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