- 1 名前:峠 ★ mailto:sage [2019/03/25(月) 21:20:05.74 ID:CAP_USER.net]
- 4月7日投開票日の北海道知事選で、元衆院議員で地域政党「新党大地」代表の鈴木宗男氏が
自民、公明推薦候補の応援に奔走している。自民党の地盤が必ずしも強くはない北海道で勝利に貢献し、 自身の国政復帰につなげたい思いがある。 「『鈴木宗男』と書いたら、(投票は)無効ですからね」 24日午後、宗男氏は小雪がちらつく釧路市内で応援演説に立ち、大地も推薦した前夕張市長、 鈴木直道氏と同じ鈴木姓であることを念頭に聴衆を笑わせた。 長女の鈴木貴子衆院議員も同夜、厚岸(あっけし)町での街頭演説会に合流し、「38歳の候補の 妹分である33歳の鈴木貴子と、私の実の父も駆けつけ、『オール鈴木3人組』だ」と述べ、 鈴木姓を引き合いに「鈴木親子」の存在を強調してみせた。 立憲民主党など野党5党が推薦する元衆院議員の石川知裕氏は、宗男氏とは同郷で、 「新党大地・真民主」時代の仲間である。しかし、宗男氏は石川氏でなく直道氏を選んだ。 宗男氏は選挙戦で石川氏が掲げる政策「北海道独立宣言」を「以前私が提唱したものだ」と批判する。 周囲には「共産党と組む以上、石川氏本人には事前に支援できないと伝えている」と語るが、 2人を知る関係者は「石川氏は頭では理解していても複雑な心境だろう」と話す。 × × 宗男氏が直道氏の応援に「やるき満々」(自民党選対幹部)なのは、平成22年に受託収賄などの有罪判決が確定し、 議員失職して以来となる国政復帰を目指すためだ。まずは夏の参院選を視野に入れる。 国政復帰の狙いは、ライフワークである北方領土問題において安倍政権内での影響力を行使することと、 貴子氏の選挙を盤石にすることだ。 宗男氏は「安倍政権で北方領土問題を解決するため、政治家として集大成を果たしたい」と強調する。 第2次安倍政権発足以降、ロシア要人と独自のパイプを持つ宗男氏は毎月、定期的に官邸を訪れ、 首相が「戦後外交の総決算」に掲げる日露平和条約締結交渉をめぐり意見を交わす。首相の相談役として 日露両国で注目されるようになった。 昨年11月、首相がロシアのプーチン大統領と歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島2島の 引き渡しを明記した1956(昭和31)年の日ソ共同宣言を交渉の基礎とすることで合意すると、 真っ先に「首相の考えは1000%信頼できる」と表明した。 首相も宗男氏のロシア人脈には期待を寄せている。28年の貴子氏の結婚披露宴に出席し、 宗男氏と首相の近さがうかがえる。 一方、貴子氏は前回の衆院選で比例代表北海道ブロックの単独2位で当選した。次は北海道7区での 出馬を模索するが、自民党現職の伊東良孝氏がいて、調整は手つかずだ。 宗男氏は71歳になり、政界復帰に残された時間は少ない。自民党は夏の参院選北海道選挙区(改選3)で すでに新人2人を公認している。 新党大地は17、21年の衆院選(比例北海道)でそれぞれ43万票余りを獲得した。今は道内で30万票程度といわれる。 3年前の参院選北海道選挙区で3番目に当選した候補の得票は49万だった。 後援会関係者は「貴子氏はまだ政治家として一本立ちしていない。宗男氏が政界復帰し、強い影響力を持たないと 地盤が危うくなる」と危機感を募らせる。鈴木親子の前途は必ずしも平坦(へいたん)でないが、 宗男氏の決断が参院選に嵐を巻き起こす可能性はある。 街頭演説の会場に集まった支援者と写真を撮る新党大地の鈴木宗男代表(左)=24日、北海道釧路市 https://www.sankei.com/images/news/190325/plt1903250032-p1.jpg ソース 産経ニュース 03/25 19:42 https://www.sankei.com/politics/news/190325/plt1903250032-n1.html
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