- 1 名前:峠 ★ mailto:sage [2018/07/17(火) 21:11:38.05 ID:CAP_USER.net]
- 東京都杉並区の河北健診クリニックが、胸部エックス線検査をした40代の女性患者の肺がんを
2014年以降、3回見落とし、女性が今年6月に死亡していたことが17日、分かった。検査を担当した内科医が 「精密検査」が必要と指摘したのに、放射線科医が「異常なし」と判断していたケースがあった。 過去に区が実施した肺がん検診の画像を確認し、他に44人に精密検査の必要があることが判明。 受診を呼び掛けている。 クリニックは17日に記者会見し、ミスを認めた。死亡した女性の家族には謝罪したとし、 運営する河北医療財団の河北博文理事長は「適切な治療を受ける機会を奪ってしまった。 誠に申し訳なく心からおわび申し上げます」と陳謝。がんなどの見落とし事案は各地で相次いでおり、 再発防止は喫緊の課題だ。 杉並区やクリニックによると、女性は05〜18年にクリニックによる健診を計10回受けた。 うち14年と15年に職場で実施された健康診断と、今年1月に区で実施した肺がん検診で、 画像に腫瘤(しゅりゅう)影が写っていたのに異常なしと診断されていた。 クリニックによると、胸部エックス線検査は2人の医師が画像をダブルチェックしている。14年の職場での健診では 内科医が「要精密検査」と診断したが、もう1人の放射線科医は乳頭が写っているとして「異常なし」とした。 判定結果が不一致だったが、専門性が高いとして放射線科医の判断を優先したという。 15年の健診も、14年に見落としがあった時と同じ放射線科医が画像診断を担当。内科医は別の医師だったが、 前年と変化がないとして異常なしとされた。今年1月の区実施の肺がん検診は、いずれも別の内科医2人が担当。 腫瘤影が薄くなったような所見があったが、異常なしと診断した。 女性は今年4月に呼吸困難や手足のしびれを訴え、都内の大学病院に救急搬送された。 コンピューター断層撮影装置(CT)画像などから肺がんが疑われ、過去の見落としが判明。 抗がん剤治療を受けたが、6月下旬に亡くなった。 問題判明後、杉並区は区肺がん検診で撮影した胸部エックス線画像の再調査をクリニック側に依頼。 14年9月以降の約9000件中44件で「要精密検査」とされた。クリニックは今後、重い方の診断を優先し 画像診断専門医が支援するなど再発防止策を進める。 ソース 日刊スポーツ 07/17 20:50 https://www.nikkansports.com/general/news/201807170000970.html
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