また、サンアントニオ警察は盗難証明書のコピーをニュースメディアのThe Registerに渡しており、2つの無地の ペリカンケースのうち1つに Model 3030 Alpha-Beta Sample Counterとともに プルトニウム239や セシウム137の試験用線源が入れられていたという詳細が明らかになっています。
テキサス大学オースティン校のLBJ School of Public Affairsで准教授を務めるAlan J. Kuperman氏は、失われた放射性物質が「テロリストが適切に核爆弾を作れる量」ではないことを述べています。長崎に落とされたような爆弾を作るためには6kgのプルトニウムが必要となりますが、ペリカンケースに入ってたプルトニウムの量は公表されていないものの数グラムだとみられており、核爆弾を製造できる量ではないとのこと。また、セシウムは核爆弾の製造には使用されません。ただし、両者ともに分散させることで大規模な汚染を引き起こすことが可能です。