- 1 名前:きつねうどん ★ [2017/11/19(日) 17:23:11.52 ID:CAP_USER.net]
- 県精神保健福祉センター(熊本市東区)に寄せられるアルコール依存症の電話相談が急増している。熊本地震後に目立ち始め、本年度は震災前の3倍を超えるペース。県は「長引く不自由な暮らしや生活再建への不安から被災者が飲酒に走るリスクが高まっている」として、センターの相談体制を強化した。
県によると、センターのアルコール依存症関連の相談は2015年度に58件だったが、熊本地震が発生した16年度は149件に急増。17年度は9月末現在102件に上る。 夫の飲酒に悩む妻からの相談が目立ち、高齢の親の飲酒を心配する電話も。「夫が朝から酒を飲む」「飲んで家族に暴力をふるう」「飲みすぎて会話が成り立たない」などと飲酒による家庭内トラブルで、家族が疲れ果ててしまうケースも少なくないという。 アルコール依存症は、飲酒をコントロールできなくなる状態。飲みたい気持を抑えられない、数時間おきに飲み続ける、不安やイライラ感が募る、手が震え異常に発汗−などの症状が出る。肝臓障害やうつ病につながる恐れもある。 精神保健指定医の富田正徳センター次長は「災害直後よりも、住宅の建て直しや仕事など生活再建の格差が明らかになってくるこの時期の方がアルコールに依存する環境になりやすい」。こうした問題は「東日本大震災でも顕著だった」と指摘する。 そこで県は、医療機関でアルコール依存症を専門とする精神保健福祉士らをセンターに配置。個別相談に応じるほか、来所が難しい家族には訪問相談も実施する。同センターは「依存症からの回復の糸口を一緒に見つけていく。家族だけで悩まずに、まずは相談を」と呼び掛けている。 相談はTEL096(386)1166(月〜金曜の午前9時〜午後4時)。(松本敦) https://this.kiji.is/304800527447770209
|
|