- 1 名前:義理・義理 [2006/11/02(木) 19:31:33 ]
- 政財界はもとより、裏社会においても世代交代、地位の禅譲等の時節は必ずその時を待ち
に待った不逞の輩が動き出す。世代交代・禅譲と言えば、次世代に期待を持ち、先代を尊 敬し、譲る方と受け継ぐ方が相互に信じあってこそ発展的に時代が流れていく。これが世 代交代の基本であろうが、山口組は世間全般に広く知られているように全く前代未聞の交 代劇を演じてしまった。 日刊現代にも公表されたように、当時の「頭」で弘道会・司会長の周辺で五代目渡辺組長 を「脅す」という聞くも信じがたい事を実行したのである。五代目の泣き所を何ヶ所も羅 列しながら引退を強要したのである。これが任侠の世界に実現したのである。その全容が 日刊現代およびインターネットによって広く公表されたのである。「ならば」「なぜ」現在 の親分である五代目は追い落とされるような「非力」な人間に成り下がってしまったのか。 山口組内で三、四千人と言われる最大勢力組織・山健組と、たかが千人前後の弘道会、し かも舞台は神戸である。名古屋の田舎者とは「格」が違うのではないか。これが直系組長 の疑問であった。ところがその理由は、五代目の刑事上の追求と税務上の問題の二点であ ったとされる。このことが表に出れば懲役何年位、このことがバレたら国税局の査察が入 り、やはり「有り金を取られ」「実刑が何年位くる」と具体的に示し、引退を迫ったのであ る。
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