- 21 名前:本当にあった怖い名無し mailto:sage [2007/04/22(日) 13:56:14 ID:bYEJg80G0]
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それではお言葉に甘えまして……。 当方変な霊や生き霊などを背負い込むことがあった、いわゆるダメな方の霊感餅ですた。 ある日突然そんな人たちが部屋に現れるようになりました。 ドアの隙間を横切ったり、磨りガラスの向こうから上半身裸の倶利伽藍モンモン(観音)を見せたりします。 彼らは小さな暴力団の組のようで、テーブルを囲んでカードゲームみたいなのをしていて、 私と目が合うと「チュース」みたいな感じで頭を下げて消える。 はっきり見えるときは、目の端っこの方で集団になっているのがわかる程度。 なにか捕まえてきては部屋の隅でボコっている。ボコっている言葉はかなり荒い。 ボコられてる奴は、たいていスーツを着た小太りの卑屈な感じの奴。 組長はまだ若く、三十台前半で、組員たちにボコらせてるときに 「これで○○市でお前に手を出す奴はいなくなった」と言ってくれたのだけど、 ○○市には一二度行った程度であまり縁がない。そんなところに行くことはたぶん無い、というと 「そんなことは言わずに遊びにおいでよ」と言う。 奥さんは茶髪の、ヤンキー風なんだけど、髪の毛を後ろでひとつに束ねて、ウチの台所や お風呂や洗面所をゴシゴシ擦ってる姿を見かける。顔は絶対に見せないけどすごい美人と言うことはわかる。 見た目が真っ赤なジャージを着たヤンなんだけど、初対面のときに「巫女さんだな」と、何故か思った。 私にとってどういうつながりがあるのか聞きたいのだけど、組長の前に行くとポ−っとして うまく言えないんだな。 奥さんとか組員は、組長の命令で動いていることだけはわかる。 ただ、組長があまりにもいい男すぎるので、 色情因縁という線も捨てきれないので、疑いながら経過観察しているといきますノシ
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