- 1 名前:おいんくφ ★ [2008/09/25(木) 19:34:10 ID:???]
- ◆太陽風、ここ50年間で最も弱く――寒冷期との関係は?
米航空宇宙局(NASA)は9月23日(米国時間)、太陽風が、ここ50年間で最も弱いレベルに低下したと発表した。 太陽風は、探査機『ユリシーズ』の太陽風検出器『SWOOPS』によって観測されてきたが 太陽風の弱まりは1990年代中ごろに始まった。 科学者たちは、原因や結果については正確にはわからないとしているが 宇宙飛行士にとってはありがたくない話のはずだ。 太陽風は、太陽圏を膨張させる。太陽圏とは宇宙放射を屈折させる磁気の泡なので これが収縮すると、宇宙旅行者――および宇宙旅行用機器――は、放射線障害を受ける可能性があるのだ。 実際、1977年に打ち上げられた2基の宇宙船『ボイジャー1号』および『ボイジャー2号』は 予想より早い時期に、収縮する太陽圏の外に出ることになるだろう。 ユリシーズ計画の科学者、Arik Posner氏は、記者会見で次のように語った。 「太陽風の観測は、宇宙時代の初期――60年代初め――から現在までしか行なわれていないのだが この期間においてはこれは特異な現象だ。だが、百年や千年単位で見て この現象がどの程度珍しいことなのかは、誰にもわからない。それほど昔までさかのぼれるデータはない」 メモ:天文学者らは最近、2008年8月はこの百年間で初めて 黒点が1つも生成されずに終わった月になったと指摘した。 [記事によると、太陽活動は11年ごとに減少し、ゼロに近くなるが 新しいサイクルが始まると黒点も急速に観測されるようになる。 今年1月からサイクル24に入ったが、黒点が少ない時期が異例なほど長く続いていたという。 「1カ月にわたって黒点がゼロ」という同じ現象が最後に確認されているのは1913年6月。 過去1000年間においては、このような時期はマウンダー極小期など3回あったが どれも小氷期と呼ばれる寒冷期にあたるという。 なお、2005年に「太陽活動が今後急速に低下する」と予測した研究者がいたが 批判が多く論文は掲載されなかったという] このことと太陽風が弱まっていることに、何か関係があるのだろうか。 ワイアード・ブログ『Wired Science』では今後もこの件を追跡していくが 読者の中にもいい考えがあるという人がいたら、是非コメントしてほしい。 メモその2:SF小説のアイディアを思いついた。無料で進呈しよう。 ソーラー・セール(太陽帆)を動力とする船に乗る宇宙旅行者が 太陽風が弱まったせいで立ち往生してしまうという物語だ。 ――宇宙時代の『老水夫行』 [サミュエル・テイラー・コールリッジの詩作品。斎藤勇・注釈、研究社出版] といえる。元の作品では、老水夫がアホウドリを殺した罰として船が止まるが 宇宙バージョンではクマムシを登場させるといい。 ソース:WIRED VISION 2008年9月25日 wiredvision.jp/news/200809/2008092523.html イメージ画像: blog.wired.com/wiredscience/images/2008/09/23/bubble.jpg img3.wiredvision.jp/news/200809/2008092523-1.jpg 関連スレ: 【宇宙】太陽の黒点が約100年ぶりにゼロに、地球の気候に大影響か gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1220531753/ 【宇宙】太陽:黒点付近の爆発で3連続衝撃波も 京大チームなど gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1220273511/ 【生物学】「地球最強の生物」クマムシ、宇宙でも生存可能 [09/09] gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1220944227/
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