- 1 名前:少考さん ★ mailto:sage [2022/12/05(月) 22:43:28.70 ID:CI2Dp5J5.net]
- ガラケー/ガラ「景」 7000台のアート 小岩の家電店の「誇り」壁一面に:東京新聞
2022年12月2日 07時01分 https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/5/e/3/0/5e30e6c2d78b13864ccbb6ef60809539_1.jpg 壁に約7000台の「ガラケー」が飾られている「わたでん」=いずれも江戸川区で ここはJR小岩駅(江戸川区)近くにある電器屋さん。壁一面を埋め尽くすのはガラケー、ガラケー、果てしなくガラケー。その数は約7000台。消えゆくものへの愛着、郷愁、商売と地域への情熱が不思議なアートを生み出している。 丸みを帯びた折り畳み形式に、細長い長方形。ポチッと押せるボタンにスペースを取られ、液晶画面は小さい。カメラ付き、ラジオとの一体化、テレビを見られる「ワンセグ」対応の機種…。スマートフォンが席巻するまで、主流だったガラケー(ガラパゴスケータイ)と呼ばれる携帯電話がずらりと並ぶ。 自転車で通りがかった男性会社員(53)が止まり、壁に見入った。1カ月ほど前に近所に引っ越してきたという。「何があるのかなと見たら、携帯電話だったのでびっくり。懐かしい。7000台もあるの。執念を感じる。自分が使っていた携帯電話もあるかな」 執念の主は家電店「わたでん」店主の渡辺政直さん(72)。祖父の代から続く店を継ぎ、電球やテレビ、エアコンなどを売るかたわら、1990年代半ばから本格的に、さまざまなメーカーや通信会社の携帯電話を販売した。 https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/5/e/3/0/5e30e6c2d78b13864ccbb6ef60809539_3.jpg 「捨てるのはもったいない」と、製品の見本のほか、機種変更などによってお客さんが使わなくなった携帯電話を飾り、徐々に増えていった。「当時、日本のメーカーはガラケーの新製品を次々に開発していた。ここにあるのは携帯電話の技術や進化、文化の歴史。いまでは説明しないと分からない人もいるね」。最近ではガラケーを知らない子どもから「これはリモコン?」と言われることもあるとか。 スマートフォンが主流になり、携帯電話を巡る商売のやり方が変わったことなどによって、「わたでん」では2015年ごろに携帯電話の販売を終了した。ただ、いまも壁を覆う多数のガラケーには、街の電器屋さんとしての誇りが詰まっている。 電話のかけ方、電話番号の登録、メールや着信メロディーの操作、電池の交換…。地域のお客さんとの末永い付き合いを心掛け、ひとつずつ丁寧に説明してきた。「親子3代、うちの店で携帯を買ったお客さんもいるよ」。個性的なガラケーアートは、大型量販店やネット通販との差別化にもつながった。「『こんなにガラケーを飾るのは、どんな人なんだ』と思ってもらい、記憶に残る店になれば、しめたもんだよ。小さな店はオンリーワンを狙わないと、生き残れないからね」 店の看板には屋号とともに、ローマ字で「たかが小岩 されど小岩」。「小岩といえば、駅付近の飲み屋街のイメージを持つ人もいるかもしれないけれど、下町情緒があり、物価も安いし、江戸川などの自然もあって、住みやすい街だよ」。そんな小岩の魅力を知ってもらおうと、街の様子を撮影した動画の発信にも力を入れる。 (略) ※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。
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