- 121 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2013/05/20(月) 21:35:58.22 ID:k6C83mdU]
- 「ちょっと待って、シャワー、そう、シャワー浴びさせて、お願い」
「え、まだ洗ってないから汚い、だめ…」 「お願い、ねえ、お願いだから…」 「ごめんなさい。怒らせるつもりもなかったし、その覚悟もしてきたつもりなんだけど…」 「こういう時、お酒が飲めたらなあ、って思うわ。もちろん生徒に飲ませるわけにはいかないけど」 「…………笑わないで聞いてくれる?私、初めてなの」 「そうよね。信じられないのも当然よね。こんな歳で初めてなんて」 「でも本当なの。信じて」 「私、中学からずっと女子校で、男の人と知り合う機会がなくて」 「教師になってからもずっと、男子生徒とどう接していいのかわからなくて。とにかく、 ナメられちゃいけないと思って」 「だから普段はコンタクトなのに、学校ではキツめのメガネにしたり、アップで髪をまとめたり」 「あえて口うるさい女教師を演じてみたり、ね」 「でも、本当はミコト先生みたいに、男の子をうまくあしらえる人がうらやましかった」 「そんな中、キミだけは街中でメガネを外して、普通にしている私を見つけてくれた」 「だから、うん。ごめんなさい。素直に言います。こんな私ですが、よろしくお願いします」 「でも、本当に初めてなの。可笑しいかもしれないけど、優しくしてくれると……嬉しいな」 「私、教師失格よね。修学旅行先で、生徒と2人で抜け出してこんなところに来てるなんて」 「お願いします。私を、教師じゃなくて、女に……してください…………」
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