- 1 名前:ひよこ ★ mailto:sage [2021/05/13(木) 07:08:13.76 ID:sGUdWcns9.net]
- https://hochi.news/articles/20210512-OHT1T51239.html
2021年5月13日 6時0分スポーツ報知 https://hochi.news/images/2021/05/12/20210512-OHT1I51315-L.jpg 米ファイザー製ワクチン(ロイター) 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、東京都狛江市など複数の自治体で12日、予約の受け付けができなくなった。データ処理に関わる米国のIT大手「セールスフォース・ドットコム」に障害が起きたのが原因とみられる。政府はこの日、全国の自治体の86%が7月末までに65歳以上の高齢者に対するワクチン接種を完了できるとする調査結果を公表した。菅義偉首相が7月末までの完了を目標に掲げていたが、早くも250以上の自治体が間に合わない見通しだ。 アクセスの集中で予定通りにワクチン接種の予約ができない自治体が多数出ている中、今度は通信障害のトラブルが発生した。 受け付けができなくなったのは、「セールス―」の予約システムを利用している自治体。狛江市のほか、東京都目黒区や金沢市など8都府県の11自治体で受け付けが一時できなくなったのが確認された。12日午後までに全て復旧したが、大阪府和泉市は13日から受け付けを再開する。 システム障害の原因は、データを管理していた米セールスフォースのプログラム修正に伴う設定変更のミス。同社はデータセンターごとに手動で復旧したと説明している。各自治体が導入しているLINEを使った予約システムのデータ管理に利用されていたのが、同社のクラウドサービスだった。厚生労働省が運用するワクチンの配送、接種実績を管理するシステム「V―SYS(ブイシス)」が一時停止したのも、この障害の影響とみられる。 一方、今週から高齢者向けの本格的なワクチン接種が全国でスタートする中、7月末までに接種完了見込みなのは全1741市区町村の86%にあたる1490自治体であることが12日、政府の調査で分かった。菅首相は7月末までに希望する65歳以上の高齢者全員の接種完了を目標に掲げているが、251自治体が間に合わない見通し。このうち66自治体は、接種完了が「9月以降」と回答した。7月末までに接種を完了できないとした自治体は、主な理由として、接種に当たる医療従事者の確保を課題に挙げた。 目標を達成するためには、1日100万回の接種を実現させなければ不可能。ただ、11日の接種回数は高齢者約6万1472回、医療従事者約16万8738回にとどまっている。政府は、医師が少ない地域では都道府県が主導して集団接種を実施するなど国や都道府県の関与を強め、接種を加速させたいとしている。 この日は、通信障害だけでなく、目黒区では接種会場で来場者の予約の有無が確認できなくなる事態が発生。奈良県の生駒市立病院では、4月28日の接種者54人のうち1人にワクチンの希釈に使う生理食塩水を注射していたことも明らかに。今後は、さまざまなトラブルの解消も必須となりそうだ。
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