- 1 名前:朝一から閉店までφ ★ [US] [2019/03/26(火) 13:48:21.22 ID:CAP_USER9.net]
- ごろごろ、神戸3
第22回 ラーメン屋でセットメニューを注文した時の時間差到着問題 最終更新日 2019年3月20日 みなさんこんにちは。 遠くのほうに座っている方も聞こえますか? すいません、マイクの音量を少し上げる感じで、はい、もう少し。 はいはいこれでOKです。 ごめんなさい、声が小さくて。 さてあらためまして、こんにちは。 今回は「ラーメン屋でセットメニューを注文した時の時間差到着問題」についてお話させて頂きます。 みなさん、今日のお昼は何を食べましたか? あるいは、これから何か食べられる方もいらっしゃるかと思います。 うどん、とんかつ、寿司、カレー? はいはい、違います。 みなさんが食べていいのはラーメンセットだけです。 扉をあけて、入るのは町の小さな中華料理屋。 のれんには「ラーメン」「中華料理」 神戸だったら「中華洋食」なんて書かれているお店も多いですね。 このような個人店は調理をおやじ一人でやっている場合が多いので、カウンターに座ってセットメニューを注文した時に、私たちは必ずひとつの問題に直面します。 それが今回講演のタイトルにもさせて頂きました「時間差到着問題」というものでございます。 おやじが鍋を振って、出来たものから先にカウンターに置かれていくために、商品が必ず時間差で到着するという現象ですね。 それの何が問題なのか? 日本で最初の中華料理屋がオープンしてから100年ほどたちますでしょうか。今のようなセットメニューが出されるようになったのは、おそらく戦後からでしょう。 それからずっと、つい最近までは「問題」なんて存在しなかったのです。 完成したものから料理が出て来るのは当たり前ですから。 誰もがそれを普通に食べて、食べているうちにもう片方の相棒が来る。 気楽なものだったですね。つい最近までは、それが普通だったんです。 しかしみなさん、時の移ろいは早いもの。今は2019年、SNSの時代です。 注文したものを食べて、お勘定して店を出る、それだけで済んだ時代では、もうありません。 現代は誰もが表現者となり食べたものを写真に撮ってSNSに投稿し、世間様の評価を競う大戦国時代。 食べる前に料理の写真を撮るという事がいまやごくごく当たり前の光景となりました。 天ぷら、カツ丼、親子丼。イタリア料理にタイ料理。 何でも食べる前にパシャッと一枚撮って、それらの写真はすぐさまSNSに投稿され、家族や友人だけではなく見ず知らずの人間に向けても共有されます。そして多くの共感を集めた写真には何千、何万と「いいね」が付く。 そんな時代におきまして、料理の時間差到着は「いいね」獲得への大きな障害となってしまう可能性があるのではないか。「問題」などと書かせて頂いたのはそういった事情からでございます。 個々で注文しているぶんにはいいんですよ。 チャーハンならチャーハン。ラーメンならラーメン。 それだけで完成された写真を撮って投稿すればよい。 しかし、私たちが頼んだのがあくまでもチャーハンとラーメンの「セット」である以上、先に到着したチャーハンだけを個別に撮影してしまうとなんだか自分に嘘をついているような、ハンパな気分になってしまいます。あっ。 (小声)そんな事を言っている間に、中華鍋の音が静かになりましたね。 チャーハンが出来たのでしょう。 ご主人「へい、お待ち」 あああ!!! まるで広いテーブルの上にチャーハンが太平洋ひとりぼっち、堀江謙一さんのマーメイド号のように孤独に浮かんでいる。そのように形容したくなるチャーハンの姿です。 みなさんがラーメン屋でセットメニューをたのんだ時に投稿したいのは、例えばこのように料理がそろった状態での写真ではないでしょうか? ひるがえって、いま私たちの置かれている状況は、このようなものです。 野球に例えると、菅野智之だけがマウンドに立っていて、小林誠司がいない状態。 杉浦忠だけがマウンドに立っていて、野村克也がいない状態。 谷繁元信だけがキャッチャーミットを構えて座っていて、川上憲伸がいない状態です。 この状況において、ラーメンが到着するまでの時間をどのように過ごせばよいか。 まず一般的に取られやすい対策と、それに対する私の意見を述べてみたいと思います。 こちらのホワイトボードをご覧ください。 ===== 後略 ===== 全文は下記URLで www.city.kobe.lg.jp/information/public/online/gorogorokobe3/190320.html
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